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ジェンダー教育の絵本おすすめリスト!多様性と寛容さを学ぼう!

2020/07/28
 
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「女の子だからおとなしく静かにしなさい」
「男の子なんだから泣くのはやめなさい」

こういった決めつけに、嫌気がさしている人が、
現代になるにつれどんどん多くなっているように感じます。

性別による勝手な決めつけ・偏見・差別に気づき、
みんなが自由で寛容に生きるために、

ジェンダーに関する絵本を子ども達と読んでみませんか?

どれも読みやすくておすすめです!

ジェンダー・性差別について考える絵本

関連記事 これからを生きるために必須?「金融教育」の絵本

ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別(sex)に対して、
社会的・文化的につくられる性別のことを指します。
世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のことです。
たとえば、「料理は女がやるもの」って考えている人、いますよね?
料理=女のシゴト。
でも男で料理上手もいるのに?
この性別がジェンダーです。

引用元 なんとかしなきゃ!プロジェクト

性別によって、平均的な違いはありますが、
やっぱり個人個人を大切にしていきたいですよね。
そんな風に、性別の枠組みを取り払い、
得意なことをし合ってみんなで補っていこうとする、
それがジェンダーフリーという考え方です。

保育士と幼稚園教諭として働き、子どもも産み、
色んな子ども達や大人達と関わってみると、
「性別による決めつけ」「性差別」は既に幼児期から…
いや、胎児期からあることに気づきました。
「生まれるのが男の子/女の子なら、残念!」というものとか。
現代でもありますからね。

そういった性別による窮屈な決めつけから解放されるために、
ジェンダーに関する絵本を読んでみませんか?

ピンクがすきってきめないで

「『男まけ』なんて いわれたくない」って いったら、
「『男の子 顔負け』って いったのよ」と ママ。
どっちだって おんなじよ。
もう、いいかげんにして!

だって、わたし、じぶんのこと≪女がち≫って おもってるもの。
≪男まけ≫なんかじゃなく、ね!
ピンクが すきじゃなくても、そんなこと どうだっていいじゃない。

引用元 絵本「ピンクがすきってきめないで」

主人公は、虫やクレーンや黒が好きな女の子。

人形遊びと裁縫が好きな男の子と、
繊細でお花が好きな男の子の友だちも登場します。

色んな大人から「女の子らしく、男の子らしく」と言われますが、
「性別は関係ない。好きなものは好きでいい。」と貫くんですね。
優しくて寛容で、強い、素敵な子の物語です。

普通の絵本のようにストーリーを楽しむこともできますが、
主人公の言動や、翻訳者のあとがきをしっかり理解すると、
もっともっと面白みが増しますよ。
人に何気なく言っている言葉の中には、
たとえ悪気が無かったとしても、
見下したり馬鹿にしたりしている意味が込められていたり、
言われた側はそれを敏感に受け取っていたりするんです。
個人の尊重や言葉の重みについても考えさせられますよ。

「ピンクがすきってきめないで」をもっと知りたい方はこちら!

けっこんしようよ

「あたし けっこんすることにしたの」

ちこちゃんは、ぬいぐるみのくま「ずん」と、
とっこちゃんは、大好きなはるな先生と、
つくし君とてこ君は、大好きな図鑑と、
そして、たあ君は1人で、結婚式をあげました。
どの式も盛大に行われました。

引用元 Amazon.co.jp

これは、とてもほんわかほのぼのしたストーリーの絵本。
ドレミファ園で、ある日、
「いろんな結婚式をやろう!」ということになり、
モノと結婚したり、同性と結婚したり、
1人で結婚式をしたり…
「あたしはね、けっこんしないの」とクールに言う園児もいたり!

本当に、色々な結婚を描いた絵本なんですね。
「けっこんしない」と宣言する子の存在もいいし、
登場人物は誰も「こんなの変だよ!」とか言わないんですよ。

こういう多様性を普通のお話として織り交ぜ、
子ども達に日々伝えていくのはとても大切なこと。

作者は、新沢としひこさん。
多くの園児や先生に大人気の歌「にじ」を作った
シンガーソングライターとしてもおなじみです。

何とこの絵本が出版されたのは1990年!!!!
そんな頃から新沢さんは、多様性を子ども達に訴えてくれていたんですね。
時代がやっと追い付いてきたんでしょうか。

タンタンタンゴはパパふたり

動物園にはいろんな家族がいます。
でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、
それがタンゴの家族なのです──。

引用元 Amazon.co.jp

ニューヨークのセントラルパーク動物園での実話をもとにした絵本。
オス同士のペンギンのカップル、ロイとシロ。
周りのペンギンカップルが卵をあたため子育てをしているのを見て、
真似をして石ころを温めはじめますが、勿論ひなは現れません。
その様子を見た飼育員が、
他の親ペンギンが育てなかった卵をロイとシロに預けてみると、
タンゴが産まれてくるのです。

人間だけでなく、動物にもこういうことが起こるんですね。
色々な家族の形があるということを、
優しい動物の絵本から教えていけたらとても素敵!

著者は、思春期の性について発信しているアメリカの医学博士の方。
この絵本も「けっこんしようよ」と同じくらいの時期に出ていたんですね。
日本で初めて同性愛を公言した議員さんも、この絵本に関わっています。

マララのまほうのえんぴつ

「ひとりのこども、ひとりのせんせい、
いっさつのほん、いっぽんのペン、
それらでせかいをかえることはできるのです。」

引用元 絵本「マララのまほうのえんぴつ」

最年少ノーベル賞受賞者、マララ・ユスフザイさんが書いた絵本です。

マララさんは、パキスタンで生まれた女の子。
武装勢力によって「女の子は学校へ行くな!勉強するな!」と圧力をかけられます。
しかし「教育はみんなに必要だ!」とマララさんは主張し続け、
ある日、銃で撃たれてしまいます。
無事に命を取り留めた彼女は国連の舞台に立ち、
上記で引用した、あの有名なスピーチを行うのです。

この絵本は、ジェンダー問題というよりも

  • 学ぶ権利
  • 子どもの権利
  • 子どもが意見を言う権利

に焦点が当てられています。

しかし、このパキスタンで「女の子は学ぶな、男の子は兵士になれ」
という男女差別と子どもの搾取が行われていたのがそもそもの問題。
マララさんは「女の子だって学校へ行って学ぶんだ」と、
学校運営に関わるお父様と共に声を上げ続けていたのです。

「マララのまほうのえんぴつ」を詳しく見る!

セクシュアルマイノリティってなに?

みんなは「自分」のことを、どうやって説明するかな?
名前、性別、学校名、住んでいる所や好きな遊び。
自分をあらわすものは、たくさんあるよね。

名前やしゅみにもさまざまなものがあるように
実は「性別」にも、いろんな要素があるんだ。

引用元 絵本「セクシュアルマイノリティってなに?」

読みやすくて短い絵本ではありますが、
ストーリー仕立てではなくちょっとした教科書のような感じ。
子どもに向けた性教育のために書かれた絵本シリーズ
「ワクワクドキドキ性教育」の5冊の中の1作です。

画像引用元 少年写真新聞社 公式サイト

思春期に誰かのことを好きになり恋愛を意識する子は多いもの。
しかしそれは異性とは限らなくて同性に向く人もいるし、
「誰も恋愛として好きになろうと思わない」という人もいます。
嗜好は本当に人それぞれで、
「異性愛が普通!」と決めつけることはできません。
また「自分のまわりにはいない」というのは無関心なだけで、
悩みを抱えた人は実は隠れてたくさんいるのだ、と書かれています。

シリーズの他の絵本
「女の子が大人になるとき」
「男の子が大人になるとき」
「大切なからだ・こころ」
「赤ちゃんはどこからくるの?」
も全部おすすめです!
どれも、人権や医療の専門家が書いています。

ドキドキワクワク性教育シリーズをもっと知りたい方はこちら!

こんなのへんかな?

女の子はおしゃべり。
そうかな?
おしゃべりな男の子だっているよ。
男の子はらんぼう。
そうかな?
らんぼうな女の子だっているよね。
うーん。
ほかには?
遊ぶこと、読む本、話し方、好きなもの、ほかにもたくさん。
それって、ほんとうに男の子と女の子のちがいかな?

引用元 絵本「こんなのへんかな?ジェンダーフリーの絵本①」

こちらも、教科書のような構成の絵本です。
シリーズ絵本「ジェンダーフリーの絵本」の6冊の中の1作目。
やや文字と情報量が多めなので小学生以降なら読めるでしょう。

社会的に与えられた「性別の役割」にはまっていたら窮屈…。
だから、みんなが得意なことや好きなことを分担していけば
もっと楽になるし、寛容で自由だよ、と呼びかけている絵本です。

何気ない日常のヒトコマにスポットを当て、
「これって本当に女の人じゃなきゃだめ?」
「男の子も、これが好きならやっていいよね?」と
問いかけ、色々な気づきを与えてくれています。

著者は長年保健体育の教諭をされたのち、
今は青少年の性に関しての活動を行っている方です。
上で紹介した「大切なからだ・こころ」も書いた方ですよ。

「こんなのへんかな?」をもっと知りたい方はこちら!

児童労働がテーマの絵本

小さな子どもが学校に行けず働かされる「児童労働」。
これも社会問題になっているのですが、
児童労働や貧困も、男女差別が深く関わっています。

男子は肉体労働をさせられたり、女子は性的搾取をさせられたり、
「女の子は勉強をするな!」と圧をかける地域もあります。
子どもの時期に、子どもの権利を保障されないのは大問題です。
児童労働をまずは知り、何ができるか考えていきたいですね。

児童労働がテーマおすすめ絵本リストはこちら!

これらの絵本が伝えたいこととは?

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  • 人権絵本の著者達が伝えたかったこと
  • 人権絵本から学ぶ意義

これのキーワードは、「ノブレスオブリージュ」です。

例えば、紛争や貧困が招く児童労働。
シャツの綿花や、チョコレートのカカオ、絨毯…
たくさんの身近なものが子どもの搾取によって出来ている現実があります。

色んな境遇で格差があることを、まず知るのが必要です。
「貧しい人がいる、それに比べて私は恵まれているから我慢しなきゃ」という風に、
何か苦痛を耐えたりと、我慢教育のために使われてはなりません。
ましてや、「自分はまだマシ」と他者と比べて安心するためでもありません。

2019年春に話題になった東京大学入学式、
上野千鶴子さんの祝辞がありますよね。
「努力して勝ち上がってきたと思っているものは、
実は自分の努力だけではない。
周りのサポートがあって才能の花は開く。
しかし、生まれもった環境で
努力のスタートラインにすら立てない人がいる。」
あの祝辞で上野さんが伝えたかったことはこういうこと。

あなたたちのがんばりを、
どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。
恵まれた環境と恵まれた能力とを、
恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、
そういうひとびとを助けるために使ってください。

引用元 東京大学公式サイト「平成31年度東京大学学部入学式 祝辞」

社会問題をテーマにした絵本の役割とは?
人権教育の意義とは?

  1. 多くの子どもや大人に問題を知ってもらう
  2. 自分のことを大事にしてよいのだと伝える
    つまり「生まれながらにして権利を持っている」ことを知らせる
  3. たくさんの人がみんなの幸せのために動けるようにする

本来ならば、たくさん遊び、好きなことを見つけ、学べるはずの子ども時代。
だけれど、貧困や紛争によってそれができず、
知識もスキルも得られないまま大人になってしまう。
自分で考えて選ぶことができず、搾取されたままの生活を送ってしまう。
児童労働や貧困などの社会問題は、
当たり前の子どもの権利が大きく侵害されているから問題なのです。

自分が学べる環境にあるならば、それを社会のためにどう還元するのか?

  • 「ノブレスオブリージュ」
  • 「福祉」
  • 「相互扶助」
    を考えていける社会にするために学ぶのです。

自分のためだけに他者をけり落とすのではなく、
足を引っ張り合うのでもなく、
みんなで豊かになっていけるようにしよう、ってことですね。

まとめ

関連記事 ジェンダーフリーとは?幼児期から男女差別はこんなにある!

性差別やジェンダーを難しく暗く捉えるのではなく、
日常の風景にジェンダーフリーを寛容さを入れた絵本!

  • ピンクがすきってきめないで
  • けっこんしようよ
  • タンタンタンゴはパパふたり
  • マララのまほうのえんぴつ
  • セクシュアルマイノリティってなに?
  • ドキドキワクワク性教育シリーズ
  • こんなのへんかな?
  • ジェンダーフリーの絵本シリーズ

勘違いしてはいけないのは、
各々わがままに好き勝手にやれということじゃなくて、
自分にも他人にも自由で寛容であれということ。

絵本で、優しさと寛容さを学んでいきましょう。

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