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ジェンダーフリーとは?幼児期にありがちな男女差別の例

2019/05/30
 
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私は就労をしているので我が子を預けている訳ですが、そこのスタッフから、もやぁ~っとする発言をいただき、胸のつかえが取れない、すっきりしない気分です。

「男の子なのに、何でこの服?」

「女の子なんだから、こうしなきゃ!」

は!?

保育に関わる大人が、それではまずい!

幼児に男女差別、していませんか?!

ジェンダーフリーって何??

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男女差別とか男尊女卑とか女尊男卑とか、最近聞くけど何だろう?と思っている人もいるかもしれませんね。

さて、ジェンダーとは?

ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指します。世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のことです。たとえば、「料理は女がやるもの」って考えている人、いますよね?料理=女のシゴト。でも男で料理上手もいるのに?この性別がジェンダーです。

引用元 なんとかしなきゃ!プロジェクト

この説明がとても分かりやすいので、もはや私の余計な言葉は不要ですね。

では「ジェンダーフリー」とは?

フリーは「自由」という意味でもあり、また「無い」という意味もありますね。
アルコールフリーって言うでしょ?
つまり、性別で役割を決めるような男女差別をなくしていこうとする考え方がジェンダーフリーです。

私は、妊娠・出産を機に、色々な男女差別を経験しています。
それまでの私は鈍感だったのかもしれないけれど、赤ちゃんが相手でも男女差別って結構繰り広げられているんですね。

型にはめたがる発言、してませんか?

我が子ぶどう氏を連れて、長靴を買いに行った私。

普段から自分で決めたり選んだりすることを尊重したい私は、いくつかのデザインがある長靴も、「どれにする?」と本人に決定を委ねました。

本人なりに気に入った長靴で、翌日登園したところ…

「…えっ(笑)何でこれなの?」

「もう少し大きくなれば、周りの目を気にして、これは履かなくなると思うけどね。」

…えっ?!

こちらが「えっ!?」ですが。

悪意はきっとないのでしょう。
でもその無自覚な男女差別が、子どもや親を傷つけることになるかもしれません。

だって、本人も親も気に入って選んだものなのに、否定しているのですから。

学校で見られる差別の例

学校にも男女差別ってあるの?と思うかもしれませんが、ありますあります。
道徳の教科書を見に行って、そう感じました。

道徳の教科書の展示会で読んでみた

 学校で使われる教科書、カリキュラム、諸行事などが女子生徒に旧来の女らしさを押しつけたり、男子生徒とは別の判断基準を使ったりといった一見しては見えにくいが日常茶飯事としで慣行化している性差別を生み出している。
 学校のカリキュラムには、制度的・形式的な見える部分のほか、意図的でない見えない部分があり、これが子供達の人間形成に大きな影響を与える。ジェンダー問題についても、こうした隠れたカリキュラムが作用していると考えられる。

 

 担任教師が男女の性別に対してステレオタイプな意識を持ち、女の子は女らしくと思っていると、いつの間にかそういう見方が子供達の身に付いていく。男子だけが活発に発言し、女子がおとなしく黙っているようなクラスの場合は、教師が授業で無意識のうちに男子を指名する機会が多かったり、男子に向かって話しかける割合が多いという研究結果もある。
 教科書は(中略)人間の尊重と男女平等が貫かれていなければならない。近年、教科書の内容については各方面からの検討が行われるようになり改善されつつあるものの、教科書に登場する女性は男性に比し量的に圧倒的に少ない。しかも殆どの小学校の教科書では父親が外に働きに出て母親が家事を一手に引き受けているという家庭のイメージを描いている。

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この隠れたカリキュラムは学校におけるジェンダーバイアスを生むメカニズムとして重要な役割を果たしており、こうした文化の存在に気づくことが男女平等教育にとってきわめて重要である。

引用元 白鵬大学論集「学校におけるジェンダー・バイアス ―ジェンダー・フリーな教育のために―」

考えすぎでしょ?と思ってしまう人は、少し鈍感かもしれません。

二分の一成人式をやることについて批判が来ているように、「家庭には父親と母親が揃っているのが普通」という思い込みから、子どもや家族が傷つくことが現代でもたくさんあります。
父子家庭の子からすれば、母親は家にいなくて父親が家事も育児もするのが普通かもしれません。

でも、教科書にはそういう描写はされません。
普通は母親が家事をする、普通は父親が外で働く、という視点でしか教科書は作られていないからです。

当事者ではなくても、保育士・幼稚園教諭・学校の教諭達がそういうことに本当に敏感になって目を向けていかないと、子どもに無意識に男女差別を刷り込んでしまいます。

幼児期に既に見られる差別の例

・「女の子らしい服装/性格/遊びだね。可愛いね。」「男の子らしいね。かっこいいね。」
女の子への褒め言葉は可愛い、男の子への褒め言葉はかっこいい、でないといけないと思い込む子どもは、既に幼児の年齢で結構います。

・「男の子なんだから顔の傷ひとつやふたつあったって大丈夫!」
→女の子なら顔に傷があったら価値がなくなるからだめ、女の子は外見が全てと言っているようなもの。
また、男児も女児も痛覚はあるので性別は関係ありません。
痛みに寄り添う姿勢が必要です。

・「男の子なんだから外で遊びなさい。」
→好きな遊びを否定しているので傷つきます。
室内遊びが好きな子を認められるように、子どもに対しての寛容さが、大人や先生達にも必要です。

・「女の子なんだからそんな怒鳴ってはだめ。はしたない。」
→嫌なことをされた時・危険な目にあった時・心から怒っている時は、性別関係なく怒りを表現し、危害を加えてきた相手にそれを伝えて構いません。
自分をもっと大事にしていいと伝えるべきです。

お腹の赤ちゃんすら男女差別されている?!

妊娠出産を機に私は男女差別を経験した、と書きましたが、実際に言われた言葉がこちら。

・「お腹の赤ちゃんの性別はどっち?あ…そう、残念だね。」

実話です。
なんなんだ、きさまは!!!!!
信じられないような言葉ですが、面と向かって、そんなに親しくない人に言われました。

どんな性別であっても、自分が体を張って守っている胎児は大事な存在です。
その子の性別を「残念」と言ってしまう人がいるんです。

「成長したら可愛くないから」
「優しいのは女の子/男の子だ」
「跡取りになれないから女の子じゃ喜ばれないでしょう」
「男の子じゃ将来孫を抱かせてもらえない」

などなど…

全て、大人の勝手な思い込みや要望で、胎児まで差別を受けていることがあります。
まだ生まれていないのに、赤ちゃんの頃から性差別を受けてしまう子は、我が子以外にもきっといるのではないでしょうか。

私は我が子との人生を経て、ジェンダーフリーを目指すようになりました。

子どもに対して、遊びのジャンルを指定することもしませんし、服装や持ち物から性別ではっきり分けるようなこともしていません。

まとめ

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ジェンダーフリーの保育をするために

「男の子だから」「女の子だから」という言葉を使っていないかどうか
・女の子にはピンクの折り紙・男の子には青の折り紙と決めて与えていないか
・恐竜や車やお姫様やおままごとは誰が好きだって構わないと考えているか、
・「男の子は可愛いけどバカだから」とか「女の子は口が達者で生意気だから」とか失礼な言葉で決めつけていないか

まずは、とても敏感になって日頃の自分の保育と育児を見直してみませんか?

男女差別から脱却することは、自分や相手を縛っているものから解放されて、楽になるかもしれませんよ。

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