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レッジョ・エミリアとは?世界が注目の教育法!モンテッソーリはもう古い?!

2018/08/02
 
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前人未踏の記録で世間を賑わせた将棋界の期待のルーキー、藤井聡太さん。彼のような天才的な光を持つ子にしたい、と親たちはこぞって注目しているものがあります。

それは、モンテッソーリ教育!

いやいや、実は、それってもう古い!?

さて、モンテッソーリとは、イタリアの精神科医マリア・モンテッソーリが樹立した教育法です。ざっくりと特徴を説明しますと、子どもの五感で学ぶことと、子どものやりたい時にやりたいことをすきなだけさせる自主性と集中力を大事にしているメソッドです。モンテッソーリの団体に認定された人が教員をすることができ、専用の教具もあります。規格化された教育法に懐疑的だった教育専門家や保護者たちは、これを支持するようになったのです。

意外とモンテッソーリは昔から有名で、保育・教育科の学生は必ず知っているほど。それでも日本での知名度はまだまだです。(ちなみに私が海外で働いていた時も、職場の園では既にモンテッソーリはしていました。)

でも!もう時代は違うメソッドに注目しているんです。知ってました?!
(別に、モンテッソーリが良くないとか、古いとかいうつもりはないし、比較対象にするのもおかしいと思いますが、よく比べられているそうなので挙げてみました…。どちらも素晴らしいと思いますよ。)
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これから必ず来る!?レッジョ・エミリア・アプローチ

れれれ…?れっじょ???????

なんだそれ?レッジョエミリア?それもそのはず、日本ではまだまだ知名度が低いのです。

教育に正解はありません。しかし、時代によって価値観は変わります。そしてここがポイントなのですが、「子ども観も大きく変わる」んです。

昔むかしは、「子どもは小さい大人」と考えられていて、大人と違う特性があることやこの時期にやるべき大切なことがある、ということを理解されていませんでした。大人の所有物で、いずれ労働力にするため、働かせるための人間といいますか…。

現代になり、やっと、子どもにも意思・人権があることを理解されるようになりました。これはとても大きい前進です。

レッジョエミリアアプローチとは?

さてさて、レッジョエミリアアプローチの説明をします。

レッジョエミリアとは、イタリアにある街の名前。戦後、その街で子どもを集め新しい幼児教育のための学校「アジーロ・デル・ポポロ」を開いたのがロリス・マラグッツィです。意外にもこの教育法の歴史は60年くらいに及びます。

このレッジョエミリアアプローチが世界から注目されるようになったのは、1991年2月、雑誌「Newsweek」で「世界で最も先進的な初期教育のための施設」と取り上げられたことが発端です。

レッジョエミリアを少し知る人からは、「自由なアートの指導法」として捉えられがちですが、絵画製作だけでなく、幼児教育全体の考え方や思想や理念や哲学といってもよいでしょう。今は、このメソッドを取り入れる教育機関は世界中に広がっています。
日本国内にはまだ、レッジョアプローチの協会や団体がなく、海外の協会に直接コンタクトをとったりワークショップに行ったりしないと、なかなか情報が得られないようです。それも日本で知名度が低い要因になっています。

上で紹介した本を読み調べて、レッジョエミリアの理念にとても感動&賛同した私。この先生達が大切にしているものを私なりにまとめてみました。

子どもの自主性
子どもから発せられる言葉
民主主義的な話し合い
美しさ
本物のツール
フレキシブルであること

勘の良い方は、もうこれだけで何となくレッジョエミリアがどんなものか掴めるでしょうね。

子どもに自主性なんかいらない!?

日本人は、子どもの自主性とか自由な教育というと反対派の方が多い印象です。日本の教育現場では、きちんと管理され、何かに特化するのではなくまんべんなく取り組み、全員が同じ動きをすることを求めます。これが当たり前と思っていると、子どもの自主性や自由や意思を尊重するということを大人はこう勘違いします。

…各々が勝手気ままに散らかして、思い通りにならなければ暴れてわがままで…。

子どもの自由を尊重する教育は、決して無法地帯ではありません。

大人でも、嫌なことは気が進まないし、長時間の集中力も持たないし、ましてや上達することなんてありません。やりたくないんですから。それは子どもも同じです。

好きなこと、やってみたいこととなれば、子どもは驚異の集中力と持続力を見せ、成長します。

レッジョエミリアには、時間でコマのように区切られたカリキュラムがありません。登園した後に、朝の会のような集会の時間があったり、昼食や午睡もありますが、それ以外は皆がやりたいことを好きなだけやれるようになっています。

みんながてんでばらばらでいいのかって?

実はその朝の会にひみつがあるようです。

朝の会の話し合いと民主主義の関係とは?

皆で「今日はこんなことをしたい」「昨日までの自分のグループ活動の経過の報告」を話し合ったり、新しく亀を飼えばその名前を決めるのに長い時間をかけて議論したり投票をして決めたり、なんてこともあります。

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ここで教職員が余計な口を挟んだり、「時間だからおしまい!」と無理に切り上げることは不要。意外と、子ども達は自分達で話し合い、解決策を出していけるのです。意見がぶつかるのも何ら悪いことではないので、納得するまで話し合います。

納得できなかったグループが翌日異議申し立てをすることもあるようですが、それも子ども達で話し合い、道を見つけるのだから素晴らしいですよね。

こういうネゴシエーションの能力、つまり誰かと話し合い交渉し解決をしていく能力は、子どもは元々持っているのだ、とレッジョエミリアの教職員は考えています。

レッジョエミリアは自分の好きなことに熱中できる場であるけれど、皆との話し合いをして民主主義を学ぶ場でもあるのです。

どんなことをして過ごすの?

朝の会で、今日〇〇をしたい!と話し合えば、それをしたい子達がグループを作り、他にやりたいことがある子は他のグループで活動します。前日の活動の続きをすることもできます。一人でいても「友だちの輪に入りなさい」と否定されることもありません。個人個人の想いを尊重して関わっていくのです。

昼食などの時間になれば、無理矢理片付けさせられるのではなく、その途中の状態を保持して保管してもらうこともでき、後で再開することができます。

これが先ほど述べた「フレキシブルであること」です。子どもによって一人一人やりたいことや考えていることは違います。それに柔軟に対応し、叶えられるよう支援していくには、フレキシブルな環境と教職員が必要です。

要は、頭が固くてはやっていけないよ、ってこと!

子ども騙しは通用しない!?

子ども達が遊んだり自分の研究に没頭したりするためには、余計なお世話で配慮された「子ども用」なんてものは必要ないのでしょう。子ども達が求めているのは本物なのです。

レッジョエミリアはイタリアの街。イタリアには美術館も人々の身近にあり、昔からアートが深く根ざした生活をしています。いわば美の街!レッジョエミリアの園の内外は、建築やアートの専門的知識も取り入れ、美的感覚を刺激するように整備されています。

日々子ども達が作り上げた作品も、園内の目立つ場所にきれいに飾ります。美しいものに触れることをとても大事にしているのです。ポップなくまさんのイラストは、そう考えると子ども騙しなのかもしれないなあ…と思わされます。

また、使う教材も本物!

子ども向けの、プラスチックの小さいイーゼル(絵を描くキャンバスを置く台ね!)とかおもちゃスマホとかは使いません。子ども達が本気で何かに取り組み作り上げ実現したいことがあるなら、そういったニセモノではだめなのです。
園には、タブレットやOHPやアクリル絵具や針金などなど、普通の園では触らせてくれないようなものでも、子どもが自分でトライできるようになっています。勿論、安全には十分配慮されていて、職員の目も行き届いています。

例えば、虫のことがすごく好きで観察したい子がいたとします。そうしたら、iPadを使って虫の声を録音したり、羽の写真を撮ってOHPでみんなに見せたり、自分で虫の絵を描いてパワーポイントで動かしたりするそうで…。

すご!!!!!!!

レッジョエミリアは自然との触れ合いを大切にしているけれど、今の時代に合わせてフレキシブルに、子どものやりたいことを叶えるために、IT機器をしっかり使って本気でチャレンジするんですね。

まとめ

紹介した本を読んだら、本当に素晴らしくて、早く記事にしたいなぁと思っていたのです。本当はもっともっと書きたいことが沢山あるのですが、長くなってきたのでとりあえずこのへんでまとめます。
上で紹介した参考文献「レッジョ・アプローチ」のレビューをネットで見てみると…「具体的にどんなことをすればいいのか書いてなくて残念」みたいな口コミを見てしまいました…。
おいおい!それだよ問題なのは!
著者のアレッサンドラ・ミラーニ先生は、具体的に指示をされないと動けないような、「指示待ち人間」について批判的に考えているのが分かります。この本を読めば、十分レッジョエミリアについての理念も伝わってきましたし、何より「フレキシブルでよい」と書かれています。時代や国や文化や個人の状況に合わせて、柔軟に変えて教育を展開し、みんなでこのレッジョアプローチを進化させていこうと仰っています。

さて、レッジョエミリアアプローチについて簡単にまとめます!
・その園の状況によって柔軟に変えていい
・子どものやりたいことや意志を尊重し、没頭できる環境をつくる
・周りの大人は指示をするのをこらえて、よく観察して成長を記録する
・大人は何かを促そうとせず、見守り、適宜ヒントを与えてサポートする
・本気でやりたいことを叶えるためには、道具も本物を使う
・子どもだけでも話し合いをして解決していける能力があるので、信じて待つこと

このレッジョエミリアの考え方を活かした関わり方、保育や教育だけでなく、各家庭での子育てにも十分取り入れられますよ。
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こういうのを理論的に理解できれば、大人はもっと楽に考えられるようになり、子どもとの時間が楽しく幸せなものになれると思います!
めろん

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