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「あしなが」の絵本で、メディアリテラシーと人権意識を知ろう!

2020/11/13
 
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シンプルだけど優しい!
大事なことを訴えかけてくる絵本!
「あしなが」

  • 寛容さと優しさと人権意識
  • メディアリテラシー

これらをテーマとして描いています。
人付き合いについて考えてみたくなる絵本、
今すぐ読んでみませんか??!

絵本「あしなが」

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ケンは はっとして いいました。
「それ、だれか みたのかい?」
すると、シロが いいました。
「みては ないけど。
でも、まちじゅうの みーんなが いってる ことじゃ ないか。」

絵本 「あしなが」

インターネットやメディアで情報が溢れる現代。
人との付き合い方も、SNS等で変化しています。

「仲良しのあの子が言ってたから本当に決まってる!」
と信じ込んで、簡単に他人を攻撃しちゃっても大丈夫?

道徳や権利教育にも、
お友だちとの関わり方を考えたい時にも!
そして、ただストーリーを楽しみたい時にも!
子どもだけでなく大人も読んで考えたい内容になっていますよ。

どんな内容?

ちかごろの わだいと いえば、
さいきん この まちに きた あしながの こと。
あしながは、あしだけでなく、
くびや しっぽまで すらりと ながい、
うつくしい いぬでした。
みんな あしながを、
べつの いきものでも みるような めで みて いました。
(略)
こんな ふうに いぬたちは、
まいにち あしながの はなしを して いました。

主人公は、生まれつき野良犬のケン。
周りには、仲良しの犬の仲間がいっぱいで、
いつもお話をしながらワイワイ暮らしています。

仲間達とのお喋りの話題は、気になる新参者「あしなが」のこと!

「あしながって〇〇らしいよ!」という噂でもちきりです。
子犬を食べたらしいよ、とか、お高くとまってニヤニヤしてるとか。
とにかく酷くて嫌な奴だと、みんな話しているのです。

そんな中、ケンが一人でいる時に、あしながに遭遇し、
たまたま会話し関わることになりました。

とんでもなく酷い奴という評判を聞いていたのに、
実際に関わってみたら全く違って、普通に優しい…!
ケンはその夜、あしながのことを考えて眠れなくなるのでした。
翌日、いつも通りあしながの噂話をしている仲間達に、ケンは…??
続きは是非、絵本をお読みくださいね。
あしながの優しさに、素敵な気持ちにさせられますよ。

テーマは「メディアリテラシー」と「人権意識」?!

スリムでかっこよくて、いつも孤高のあしなが。
ケンたちの憧れの気持ちが、徐々に嫉妬になってしまうんでしょうね。
「別の生き物を見るような目で見ていた」という描写もあります。
自分達とは違う異質な奴だから誹謗中傷してもいい、
という差別的な気持ちも無意識にあった
のかもしれません。

「酷い奴」とみんなで嫌っていますが、
嫌いなくせに、毎日その話題で盛り上がっちゃうんですよ。

これって、人間の現実世界でもありますよね?
テレビやネットのメディアが「嫌な奴」とか「酷い奴」を仕立てると、
大衆はすごーーーく関心を寄せてしまうんですよね。
その、嫌な相手の挙動に粘着して一喜一憂して、
実際に自分が見た訳でもないのに、簡単に怒り誹謗中傷します。
これは、とても怖いことです。
精神衛生上も、全然よろしくないです!!!
なのに癖になり、習慣化しちゃうんです。
怒りには中毒性があるのかもしれませんね。

絵本「あしなが」は、そんな心の弱さや、
差別、デマに踊らされる人の世を描いているんです。

また、この絵本のとても重要なところは、主人公ケンの働き!
あしながの本当の姿、優しい部分を知ったケンは、
ちゃんと仲間達に意見することができたんですよ。
いつもの友だちの輪の中で同調せずに、あしながの擁護ができたのです。
これはすごく勇気ある行動!

初版は1999年で、もう20年も経つ作品なんですね。
ネットがまだまだ未発達の当時において、
こんな社会の心理を描いていたこの作家さんはスゴイ。

デマに踊らされず自分で考えることの大切さ!
それを描いた絵本は「あしなが」だけでなく他にもあります。
かなり話題で好評で、心えぐられる衝撃作が「二番目の悪者」。
あしながはほんわかするストーリーである一方、
二番目の悪者はズッシリと重く暗く、とんでもない絵本です。
でも秀逸で何度も読みたくなって、こちらもオススメですよ。

「二番目の悪者」の絵本が衝撃的!テーマは自分で考え行動する力

著者はどんな人?

画像引用元 KUMONがうた・読み聞かせを応援 mi-te

著者はあきやまただしさん。
有名な絵本作家さんですが、東京藝術大学のデザイン科卒だったんですね。
目を引く個性的なイラストやデザインに納得です!

代表作は「はなかっぱ」「たまごにいちゃん」など。
たまごにいちゃんは保育士にも人気ですね。
子どもなりに自分で気づいて成長していく過程とか
まだ甘えたい葛藤みたいなものが描かれていて、
可愛くて癒される素敵なお話です。

まとめ

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関連記事 違う立場について考えてみる絵本「どんなかんじかなあ」

情報が錯綜して翻弄させられたり、
いじめやパワハラだらけの現代、
今だから是非読みたいのがこの絵本!
優しいストーリーの絵本「あしなが」!

  • 又聞きや噂を信じ切っていないか?
  • 真偽不明の情報で、他者を陥れていないか?
  • 見た目だけで他人を判断していないか?

子どもだけでなく大人も読んでみて、
噂や情報との付き合い方、
意見を言える勇気について考えたいですね。

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