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ノーベル賞受賞者のおすすめ絵本「Malala’s Magic Pencil」が熱い!

2018/10/12
 
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本庶佑氏がノーベル生理学・医学賞を受賞され話題となっていますね。

 2018年のノーベル医学・生理学賞を、免疫を抑制するタンパク質を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげた京都大特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏(76)ら2氏に授与すると発表した。(略)本庶氏は、がん細胞が人の免疫力から逃れて生き延びる仕組みを阻止し、免疫細胞の攻撃力を高めて治療する全く新しいメカニズムの薬を開発した。このタイプの薬は「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれ、一部のがんに劇的な効果が確認されており、がん治療を一変させる新薬として近年、世界的に注目を集めている。
 本庶氏は平成4(1992)年、免疫を担う細胞の表面にある「PD-1」というタンパク質を見つけたと発表。マウスを使った実験で、がん細胞への免疫を抑えるブレーキ役として働いていることを突き止めた。

※引用元 産経ニュース「本庶佑氏にノーベル医学・生理学賞 がん免疫治療薬を開発」

ノーベル賞受賞者が日本人から出るとメディアでは大騒ぎです。毎年恒例のお祭りみたいなものでしょうか。

長年研究されてきたのはとても素晴らしいことなのですが、有名な賞を受賞した途端にマスコミや世間の人が野次馬で押し寄せてくるこの事態、毎回受賞者の方々はどのようにお考えなのでしょうね。私なら嫌だ…。

ノーベル賞というのは本来、どの国籍の人物がいくつ受賞したかという点取り合戦ではないはず。

どんな人が、どんな背景でその主張・研究結果に至ったか、それによってどんな人達が救われるのか?!それにもっと目を向けるべきではないでしょうか。

大丈夫です。難しくないです!

ノーベル賞受賞者の若者が描いた絵本があるのです。子どもにも分かる素敵な絵本をご紹介します。

マララのまほうのえんぴつ

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一言で言います!素晴らしい!!!それに尽きます…。

子どもたちの教育の大切さを訴えたスピーチで有名な、マララさんの絵本です。子ども向けに書かれているので、読みやすい内容になっています。私はこれを読んで感動しました。お涙頂戴的なストーリーではないんです。マララさんの熱い魂に心を揺さぶられたのです。

 

このままじゃ なにも かわらない。だれかが こえを あげなくちゃ。まって……。だれかじゃなくて、わたし?
パキスタンの小さな村にくらすごくふつうの女の子が、言葉で世界を変えた真実の物語。

だって、絵本を開いたらこの言葉が書かれているんですよ。熱いですよ!

世の中を変えたい・声をあげたいと思ったら大人とか子どもとか関係ない、とマララさんが言うのだからとても説得力がありますよね。人権運動家として活動しはじめ銃撃された当時、彼女は14歳の子どもだったんですから。そんなマララさんの激動の半生と想いを、絵と言葉にまとめあげたのがこの絵本なのです。

著者マララ・ユスフザイさんについて

マララ・ユスフザイさんとは、史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞した女性です。

マララさんはパキスタンで生まれ育ちました。
幼い時の故郷は穏やかな街だったけれど、昔から貧困は確かに存在していて、ごみを拾う仕事をして学校へ行けない子ども達の存在も認識しはじめます。そんな中、情勢の変化により、武装集団が権力を握るようになりました。「女の子は学校に行くな」と禁止され、怖くて学校に行ける女の子がどんどん減っていきます。

「みんなが自由に仕事を選び、生きるようになるためには、男も女も関係なく、子ども達は勉強するべきである」

マララさんはお父様と一緒に強い意志を持って主張し、武装集団の命令に背いて学校にも通い続けます。イギリスの有名なブログでこの状況を広めたり、顔を出してインタビューを受けるようになり…。

14歳だったある日、武装勢力タリバンに銃撃されます。しかし、奇跡的に命を取りとめ、何度も手術を受けて助かったのです。

その後に、国連で行われた有名なスピーチがあります。

One child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education First.

ひとりのこども、ひとりのせんせい、いっさつのほん、いっぽんのペン、それらでせかいをかえることはできるのです。(日本語訳は「マララのまほうのえんぴつ」より引用)

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※YOUTUBE 「<字幕>マララさんノーベル平和賞受賞スピーチ」

マララさんの英語のスピーチはゆっくりで、世界中の英語話者以外の大人や子ども達に向けて分かりやすく話してくれているのかもしれません。

「子ども達は学ぶべきである、女の子であろうと誰であろうと勉強する権利があり、みんなが学校に通って知識をつけることで豊かな社会になる、世界は変わる」、こう主張しつづけたマララさんは、ノーベル平和賞を受賞することになりました。

マララさんの強い意志の元となったであろうお父様も一緒に、「マララ基金」を立ち上げ、世界中の少女たちに勉強の機会を与えられるように現在も活動中です。

「どうして勉強しなきゃいけないの?」の答えが分かる

子どもが少し大きくなると、親や先生に言いませんか?

「どうして勉強しなきゃいけないの?」

「なぜ学校に行かなければならないの?」

みんなが抱く疑問の答えが、この「マララのまほうのえんぴつ」にはあります。

大人でも、「勉強なんて必要ない」って思っている人はいますが…。

なぜ、勉強することが必要になるのでしょうか。

強く(武力のことではありません)豊かな国というのは、子ども達に「教育という名の投資」をします。お金も時間もかかるけれど、子ども達が勉強して自分で将来を切り開く力をつけるということは、素晴らしい国民を育てていくということ。つまり国家の発展・利益になるのです。発展した国は、国民が豊かに生活できます。自分の好きな仕事をして、好きな時間を過ごし、好きなご飯を食べられるのです。

貧困とされる国や地域では、子ども達は労働力とみなされ小さい頃から働きます。学校へ行けず、文字の読み書きもできず、勉強しないまま大人になります。大人になっても、知識がなければ、自分で好きなことを選択し将来を切り開くことは難しい状況になり、産まれた子どもにも影響します。貧困は連鎖するのです。こうなると、豊かな強国や裕福層の人間から、ただ搾取され続ける人間になってしまいます。

現在の日本は、「教育にはお金がかかるものである」という考えが一般的で、夫婦が子どもを授かること・子ども自身が進学することを躊躇することも多いのが事実です。

勉強して知識・知恵をつけていくことは、
自分で好きなように生きるための選択肢を多く持つこと。

簡単に言えばこれが答えなのかもしれません。

誤解しないでいただきたいんですが、学校やクラスの集団に無理に合わせて自分を押し殺すとか誰かをいじめるとかの無駄な迎合をしろと進めているわけではありません。子ども達はみな、自分のために知識を得て、好きなことに熱中し、幸せに生きてほしいものです。

子どもでも大人でも、一人の人間。考える脳と発信力を持っているのですから。マララさんのように可能性は無限大なんですよね。

まとめ

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本を読む機会が減っているだの読書量が足りていないだのと言われる現代人ですが、なかなか忙しくて本を読む暇もありませんよね。分厚い本を目の前にして「よし!読むか!」みたいに意気込むことがないので、絵本ならハードルが下がります。

あなたはまほうをしんじますか?わたしはしんじます。

わたしはさいしょ、じぶんのへやでかいているだけでした。

でも、かいたことばはせかいにひろがって、いまでは、なんびゃくまんにんものひとたちが、わたしといっしょにこうどうをおこしています。

わたしはきづいたのです。

まほうのえんぴつは、じぶんのことばと、じぶんのこうどうのなかにあるのだと。

私は「自分はまだ子どもだから、どうすることもできない……」と思っていました。でも、父が女の子の教育について懸命に発言しているのを見て、気づいたのです。私だって言葉を持っている、そしてその言葉を使いたい、と。(略)子どものころは「自分には何もできないから……」と考え、大事な仕事を大人にまかせてしまうものです。けれど、私は、学校に通う権利がうばわれそうになったとき、これまでよりも自分が強くなり、自分の言葉に力があるということを実感したのです。

魔法は、学びの中に、愛や平和、美しいものすべての中にあります。そして魔法は、あなたの中に、あなたの言葉に、あなたの声にあるのです。

絵本の中のこの言葉に触れて、能動的に学ぶ意欲が高められたら、あなたはより充実した生涯を送ることができるでしょう。

大人だけでなく、学生も子ども達もこの絵本を読み、「なぜ自分は勉強し学校へ行くのか」を考えるきっかけが持てたらいいですね。

ノーベル賞受賞の本庶氏や他の過去の受賞者も仰っていますが、日本はもっと教育を重要視してお金を回してほしいです…。

めろん

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