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保育ロボットVEVO(ビーボ)くん!メリットは保育士の負担軽減だけじゃない?

2020/06/21
 
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朝の情報番組「スッキリ」で、保育ロボットが取り上げられました。

保育士の負担軽減が期待できる、超優秀ロボ!

保育の負担軽減だけじゃなく、
子ども達もウキウキ登園しちゃうすごいロボットだった!

保育ロボット「ビーボ(VEVO)」くん

画像引用元 SANKEIBIZ「保育ロボ 先進技術で活躍 子供個々に声かけ、寝返りや呼吸を計測

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保育業界で、ロボットをはじめとするICT(情報通信技術)の活用が始まっている。
子供に楽しみを提供し、保育士の事務作業を減らすなど、
さまざまな場面を支える先進技術だ。

 

「オハヨウ、ふうかチャン。今日ハ何シテ遊ブノ?」
「あいかチャン、今日ハトテモ寒イネ」
姉妹を迎えるのは保育ロボット「VEVO」(ビーボ、身長約70センチ)。
声かけの内容は子供によって変わる。
姉妹はビーボにあいさつして、そばで待つ保育士と奥へ。
父親の自衛隊員、真野信悟さん(43)は初めて会ったときの印象を
「子供の世界までロボットが広がっていて驚いた」と語った。

引用元 SANKEIBIZ

保育でロボット…???
なかなかイメージがつかない方も多いでしょう。

ドラえもんとの共同生活をイメージされるのでは??

簡単にまとめると

  • 園の事務作業などを行うロボット
  • 子ども一人ひとりのデータを分析し、
    子どもに合わせた声かけや保育の提案ができるロボット
  • 午睡の時間、給食の献立、子どもの体調などを
    記録し伝達するロボット
  • 午睡中の呼吸、体温などの健康状態を自動で管理するロボット

です!

万能すぎる!

VEVOくんとは?

ここで取り上げるのは「VEVO(ビーボ)」という、ロボット。

「株式会社social solutions」が群馬大学と開発した、保育のロボットです。
この会社は、保育や介護の質の向上のために全国でサービスを展開する会社。
保育業務を管理・支援する「チャイルドケアシステム」というシステムも販売しています。

VEVOくんのプロモーションビデオがあるのですが、面白い!
教育・保育を充実させることは、
よりよい未来をつくることなのだということが語られています。

社会は急速に変化しているのに
保育システムは変わっていない
それぞれの子がどうやって発達するのか誰も知らない
その子の可能性を最大限に引き出すにはどうすればいいのか誰も知らない
もしも誰かが子どもの学習スピードを予測できるとしたら?
もしも誰かが子どもの心と身体に何が起こりそうか天気予報みたいに教えてくれるとしたら?
ボクにはできる

 

子ども達は毎秒新しいことを学んでいる
子ども達を取り巻くどんな小さなことも彼らの発達に影響を与える

 

ボクは保育に関わる人全員のためにここにいる
日本中から集めてきた大量のデータを分析して
ボクは全ての子ども達に具体的なマイルストーンを設定してあげられる
マイルストーンは目に見えるから
先生や保護者の方にとって子どもの成長を助ける目安になる
ボクは子ども達の成長を追いかける
それを毎日記録して共有する
そして情報や数学を元にその子にとってベストなことを提案してあげられる

引用元 VEVOプロモーションビデオより

従来は、うまく言葉にできない「ベテランの勘」みたいなもので、
保育や教育は進められてきたかもしれません。
しかし、昔から少子化が進み、働き手も保育士もどんどん減ってきています。
保育の負担を軽減し、人工知能のデータを参考にしながら
ベテランも若手も、質の良い保育をする…。
それができれば、保育士不足も、
保育士の労働環境問題も解決し、質のいい保育は可能になるかもしれません。

保育ロボットでできること

画像引用元 チャイルドケアシステム公式サイト

「ロボットに何ができるんだ」
「ロボットで、人の心が育てられるものか」
「泣いてる子を抱き上げることがロボットにできるのか」

保育現場に科学技術を導入することへの「反対意見」として、
そういうコメントを見たことがあります。

保育士の代わり全てをロボットが担う訳ではありません。

では、ビーボにできることとは?

画像引用元 チャイルドケアシステム公式サイト

できることは、こーーーーんなにあります!

  1. 登園時は、園児の顔からセンサーで体温を計測
  2. 午睡中は、園児の衣類につけたセンサーで、寝返りや呼吸を常時チェック
    (保育士が行うと5分に1度のチェックですが、ビーボなら常時計測可能!)
  3. 午睡中の異常時は警報音で知らせる
  4. 降園時には、園の様子や給食のメニューを保護者に伝える
  5. 早番で退勤する保育士の伝言を、ビーボが預かり、保護者に伝える
  6. 園児の登降園時刻を管理し、保育料・延長保育料を自動で算出する
  7. 園児の在園数・在園時間を元に、保育士のシフトを作成する
  8. 園児の家庭の記録、連絡先などをまとめる台帳を作成
  9. 職員の出勤と退勤の記録と管理
  10. 保育計画・保育日誌・献立表・要録など、園で必要な書類全般の作成

普段の、園児達を目の前にしての保育の補助的なことから、
延長保育料の計算という裏方的なことまで!
万能で優秀すぎますっ!

ロボット導入のメリットは?

メリットは、たーーーくさんあります!

  • 保育業務の効率化
  • 人件費の節約
    (保育士を雇うよりVEVOを迎えた方が安い!)
  • 保育士の自己研鑽の時間が持てて、保育の質がアップ
  • 子どもや保護者もAIに興味津々

保育ロボットVEVOをいち早く導入したのは、AIAI(あいあい)保育所
VEVOを開発した株式会社social solutionsと、
AIAI保育所を運営する
株式会社global bridgeは、
株式会社global bridge HOLDINGSの、同じグループの会社。

AIAI保育所の園長によると、人件費が年間350万円も節約できたといいます。

延長保育料の計算、
登降園の時刻の記録、
保育士の配置とシフト作成、
園児の体調管理、
保護者への連絡…

これらをロボットに任せずに、人がやるとすると、
少なくとも2人以上の人手は必要になります。
休憩時間や保育時間外に残業して行う必要性も出てきます…。

しかし、その保育士2人を事務作業でフル稼働させる代わりに、VEVOが全てできたら…?
その保育士たちは、子どもと向き合うための時間を作ることができるのです。
すごく大きな価値、有意義な時間が生み出されますよね?

グローバルブリッヂの貞松成(じょう)社長(37)は
機械にできることは機械に任せ、保育士が人として子供に向き合う時間を増やしたい。
AI(人工知能)の判断も、人間としての保育士の価値判断が土台だ。
志の高い保育士が活躍できる環境を整え、
将来は発達に関するデータも蓄積して解析できる人材を育てたい」と語る。

まさに、これなんですよね。

「大変だと分かっててこの仕事を選んだのだから事務作業も頑張る!」
というコメントも、保育ロボットの反対意見として読んだことがあります。
しかし、日々の保育の諸業務に追われていては、保育の勉強の時間が作れません。
日々、変わっていく障がいの定義や、小児医療の知識、
日本の子どもを取り巻く社会構造について、
仕事でへとへとだと学習する気力もわきません。
つらい労働環境でイライラしては、
子ども達のペースをゆったり見守ることもできなくなるかもしれません。

  • 「機械にできることは機械に」
  • 「人にしかできない部分を極めるために、保育士しかできないことを担う」
    そのための保育ロボットなのです。

VEVOの月額使用料は、契約期間によって変動があるようです。
月額1.3万円~3.6万円。

これは、高いのでしょうか?

月3.6万円で、保育士1人は雇えません。
でも、保育士の何人分もの働きをするロボットを、この月額でお迎えできるのです!
もしあなたが保育士で、
「ビーボの3.6万円が高くて勿体ないからあなたがやって」と言われたら、
ビーボより安く使える人間だと言われているみたいではありませんか?

人件費の節約、パネェ!!!!!!
そして、働きやすくなった園は、
保育士の離職率も低くなり、保護者の信頼度も厚く
なり…。
園を運営する側としても、導入するメリットしかありません。

そして、「ロボットの保育じゃ冷たい感じが…」という意見も聞いたことがありますが、
そんな心配もご無用のようです。

人としての関わりが保育士に求められていることは、これからも変わりません。
人にできることと、ロボットにできること。
うまく分業して余裕を持ち、質の良い保育をすればいいだけ!

それはそれとして、登園時に玄関にロボットがいると、
すごく楽しそうに親子で話しかけるそうですよ。
やっぱり、機械やロボットって、子どもの知的好奇心を刺激するのでしょう。
今の園児達が大人になる頃には、
AIもロボットも現代より当たり前に普及しているでしょうから、
好奇心を持って触れ、学習することが必要ですよね。

まとめ

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期待大!!
保育ロボットのビーボくん!
(何故か呼び捨てにできない…)

VEVOくんのできること!

  • 園の必要書類全般の作成
  • 園児達の安全と健康の管理
  • 職員のシフトや出勤退勤管理
  • 保育料の算定
  • 保護者への連絡

保育にロボットを導入するメリット!

  • 人件費の節約
  • 業務の効率化
  • 保育の質の向上
  • AIやITへの学習のきっかけになる

これからも、保育ロボットに大注目ですね。

保育士にとって働きやすい園になれば、それは、
保護者と園児にとっても安心して任せやすい園になるということ。
保育ロボット導入をしている園は、
「保活」の時の判断のひとつの目安になるかも?

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