社会的参照実験と視覚的断崖とは?今すぐ親子で幸せになれる教育理論!
これを読んで実践すれば、保護者も子どももハッピー 😛
子どもと親を幸せにするためのキーワードは「社会的参照実験」です!
今すぐ実践して親子で楽に幸せになれる方法が、この実験から分かります。
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ギブソンの社会的参照実験とは?!
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↑私がスマホで描きました。酷い絵…。
心理学者のギブソンとウォークという人達が、子どもと母親を対象に実験を行いました。
上の図にあるように、視覚的断崖という透明の台の上に赤ちゃんを乗せます。
透明なので下が透けて見えて、落っこちるように見えて赤ちゃんは恐怖心を感じるのです。
(ちゃんと安全ですが!)
でも、目の前には母親の姿が。
そっちへ行きたい赤ちゃん!
そんな時に
・「不安そうな顔」をして目の前で待っている母親
・「にこにこして」待っている母親
赤ちゃんの行動に違いが表れます!
不安そうな顔をしていると、赤ちゃんは先へ進むのを止めます。
笑顔で見守っていると、赤ちゃんは養育者のもとへハイハイで進んでいくのです。
つまり??
赤ちゃんは、周りの大人の顔色をうかがうことができるんです。
1歳前後で、もう空気を読める能力があるということが分かります。
周りで大人がにこにこしていると、自信を持って色々なことにチャレンジできます。
逆に、周りの大人が不安そうな顔をしていると、行動できないんです。
いつも笑顔で見守ってくれる大好きな家族は、赤ちゃんにとって「安全基地」となります。
きちんと愛着関係が形成され、安全基地ができた子どもは、そこを拠点にして色んなことに挑戦を始めます。
自分から新しい遊びに入ってみたり、知らない人に挨拶して話しかけたり。
自ら考え行動できる、指示待ち人間にならない子ども。
そう育ってもらうためには、笑顔で見守ることはとても大事な基礎作りだったのです。
子どものための良い教育って?
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良い教育や保育には、実は理論が欠かせません。
やる気とか根性とか、そういった精神論だけでは、強い子を育てることはできないのです。
こういう理論を導き出すために、今も昔も、研究者達は時間と労力をかけて実証してきたのです。
彼らの研究人生は教科書そのもの。
それを使わない手はありません。
今すぐ我が子の育児で使える教育理論、それが「社会的参照」なんですね。
保護者は、自分の子ども達に何を望むのか
昔よく聞かれたのは、「普通で平凡でいいから幸せに暮らしてほしい」という、「普通の子ども」を希望する保護者達でした。
現代は、「自分らしく生きてほしい」とか「強く生きてほしい」という保護者が増えたという印象があります。
いじめ等の殺伐とした世の中のニュースを聞いて、「自分の子だけは守りたい」という気持ちが芽生えだしたのか…。
私個人としては、SMAPの「世界に一つだけの花」の曲がヒットが影響しているのではないかと感じています。
「ナンバーワンよりオンリーワン」を掲げる企業や学校、そういう社会の価値観になってきたと思いませんか?
さて、現代を強く生きるための力…といえば??
「ゆとり教育」の重要テーマも大いに関係しているんです。
ご存知でしたか?
[生きる力]とは?
自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力
自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性とたくましく生きるための健康や体力中央教育審議会では、これらの力を[生きる力]ととらえました。
参考・引用元 文部科学省「中央教育審議会第一次答申パンフレット」
この、「自分で考えて自分で動くこと」、これが幼児期に最も重要だと近年は考えられています。
自分で考え、自分で動き、挑戦していける子どもにするには、どうすればいいのか??
簡単!
笑顔で見守ればいいんです!!!!
まぁ、言うだけなら簡単なんですけどね。
でも、あれこれ頑張ってやってみよう!と気負うよりも…
「この子は、才能と可能性に満ち溢れているのだ!」
「私はこの子の全てを信じて、笑顔でそばにいよう!」
「色んなことにチャレンジさせてあげよう!」
と考え、ゆったりと構えた方が、せっかく可愛い子どもの時期の子育ても、ハッピーになりませんか?
まとめ
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赤ちゃんは自分から言葉のやりとりができない分、大人の表情から気持ちや言葉の意味を察知する能力に長けているのです。
周りの大人の表情を、本当によく見ているのです。
自分で考えて行動できる人間に育ってほしい、強く生きる力を持ってほしい…そう感じたら。
今すぐ、大人ができることは?
子どもの行動を「笑顔で見守ること」。
そうすれば、子どもは勇気をもってトライできます!
勿論、安全第一なので、交通量の多い道路や刃物が置いてある場所で自由に遊ばせていい訳ではありません。
安全な環境下でなら、少し転んでも大丈夫です。
赤ちゃん用の低い滑り台なら、「危ない危ない」と止めずに、冒険させてあげてもいいんです。
とことん自分の好きなように遊びまわれるようにしてあげてください。
教育は、毎日の積み重ねです。
自由に遊べて楽しいと感じた気持ちが、毎日積み重なって、その子の安定した情緒と自信を作っていきます。
また、親や先生や身近な大人は、自分のことを笑顔で見守ってくれている、味方だ、と思えると、自己肯定感に繋がるのです。
そうすれば、この子はもう最強!
自分にはいつでも味方になってくれる家族がいる、と思えば、失敗を恐れず自分でどんどんチャレンジしていけるのです。
自分で好きなことを選び、それを頑張って特技にしたり仕事にしたりして、楽しく生きていけるのです。
子どもは大人の所有物ではなく、意志を持った1人の人間です。
大人がどうこうして動かしてやろうと思ってはいけない存在なのです。
色んなことに介入・干渉しようとせず、笑って見守ってみませんか?