藤井聡太さんの幼少期って?おもちゃに強さの秘密があった?
藤井聡太さんの対局がニュースになる度に、爆売れするおもちゃ!
それはつまり、世間の親御さん達の願いの表れです。
「藤井さんの強さの秘密を知りたい!」
「そして、うちの子も是非、ナンバーワンでオンリーワンの才能を開花させてほしい!」
藤井聡太さんに限らず、すごい能力を持った人の秘密は、幼少期にあります!
どう過ごしたのか?!
なぜこんな強さを持っているのか?!
お答えします!
その秘密は、モンテッソーリが握っている?!
下記クリックで好きな項目へ移動!
藤井聡太さんとは
藤井聡太さんとは、史上最年少でプロ棋士になった人。
※画像引用元 公益社団法人 日本将棋連盟
一躍注目を集めるきっかけとなったのは、2016年の10月1日のプロ入り。
何とまだ14歳の中学生でした。
ひふみんこと加藤一二三さんの持つ最年少棋士の記録を、
62年ぶりに更新したことでも話題に。
現在は、名古屋大学教育学部附属高等学校に通う、高校生です。
マイペースな世界観を持った雰囲気が、話し方から伝わってくるような気がしますね。
その、自分のペースを維持することが、藤井さんの強さと賢さの秘密です。
前人未到の最多連勝記録「29」を達成した藤井聡太四段(14)。
白星を重ねる快進撃の要因は、並外れた集中力だ。
3歳で入園した地元の幼稚園が取り入れていたのは
子どもの自主性を重んじる「モンテッソーリ教育」だった。
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏ら世界的な著名人も学んだことで知られる幼児教育に、
「100年に1人」といわれる天才中学生の原点がある。藤井四段と戦った相手が口にするのは「集中力が続く時間が長い」。
プロ棋士もうならせる並外れた集中力はどこからくるのか。
※引用元 日刊スポーツ2017年6月27日「藤井四段の集中力育てた『モンテッソーリ教育』」
藤井聡太さんの幼少期
藤井さんが通っていた幼稚園は、
「モンテッソーリ教育」を取り入れていた「雪の聖母幼稚園」(愛知県瀬戸市)です。
教育熱心な保護者や、幼児教育関係者ならだいたいは知っている、このモンテッソーリ教育。
しかし日本での一般人からの知名度はまだまだという印象。
私は海外の園でも働いていましたが、既にアジアでは結構有名な教育メソッドで、
10年以上前から扱われていました。
日本がやや遅れをとっているのは実に勿体ない…。
是非、モンテッソーリ教育の良さを知ってくださいね!
あなたのお子様がきっと力を発揮できるでしょう。
モンテッソーリって?
モンテッソーリとは、集中力を高め、自立した生活を促すことを目標にしている教育メソッドです。
大きな特徴は、以下の通り。
- 異年齢児保育、縦割り保育
- 「おしごと」と呼ばれる時間に、指先を使う活動をする
- モンテッソーリ教具というもの(おもちゃのようなもの)が用いられる
- 「子どもは本来、自分で学び成長する力を持っている」と考えている
- 「おしごとの時間」で好きなことを好きなだけ、じっくり取り組む
- 自立性と集中力を育むことを目標にしている
- 子どもの強い興味を示す「敏感期」を大切にする
元々は、イタリアの医師マリア・モンテッソーリが、
障がい児を育てるために確立したもの。
障がい児達が自立して人生を歩めるように、
生活力の向上を図ろうとするものでした。
医療的・科学的な知見から、
子どもにとって良い教育とは何か、を追求したのがモンテッソーリ。
その後、障がいのない子どもにも教育効果が望めるだろうと踏み、
1907年に貧困層の子どもを対象に「子どもの家」という施設を始めました。
それが、こんにちのモンテッソーリ教育が広がるきっかけになったといえるでしょう。
「子どもには本来、自分で学び、成長していける力がある」
と考えるのがモンテッソーリ流で、
「縦割り保育」もとても効果的です。
日本の幼稚園や学校教育は、基本的に同年齢のクラスで行われます。
それでは、ついつい能力の差や身体の差を比べてしまいがち。
しかし縦割り保育は、違う年齢の子ども達で過ごし合うので、
小さい子は大きい子を見て学び、
大きい子は小さい子に自然と優しく接するようになります。
違う年齢・性別・出身・国籍・言語…
色んな属性のグループで遊び交流することにより、
多様性を肌で学べるようになります。
多様性を理解し、他人と自分の違いに寛容になる、
優しい心の子を育てるには、「縦割り保育」はとても有効なのです。
モンテッソーリの推しポイント
さて、多くの保護者や教員たちは、「子どもの遊びの意義」を見落としてしまいがち。
数字で測れる教育の効果(偏差値や語彙数や試合の勝率)
即効性のある見栄えのするもの(九九や古文の丸暗記、フラッシュカード)
これら「教育的な映え」にとらわれていませんか?
幼少期にもっと必要なもの、それは?
「思い切り好きなことに没頭し、集中し、満たされること」です。
抑圧されて不満だらけの子どもと、
毎日満たされて充実した子どもでは、
大人になった時にどうなるでしょう。
容易に想像つく気がしませんか。
モンテッソーリは、子ども自身の好奇心や学ぶ力を信じて、任せる教育ともいえます。
藤井さんの集中力も、自信も、こうやって培われてきたのでしょう。
モンテッソーリ教具ってどんなの?
モンテッソーリ教具の大事なテーマ。
それは「五感」!
指先を動かして脳に刺激を与える…だけじゃないのです。
- 指で触って、ざらざら・つるつる・重い・軽い、等の感触を楽しむ
- 指先で集中して、ファスナーの開閉やボタンかけにトライする
- においを嗅いで楽しむ
- 振ったりして音を感じる
- 舐めて舌で確かめながら考えてみる
- きれいでカラフルな棒を並べたり、本数を数えたりしてみる
などなど。
教具の中でも特に有名で、家でもできるものはこちら。
「円柱差し」ですね。
目で見て、つまんでみて、円柱(分銅のようなもの)を穴に入れるおもちゃです。
円の直系が違うと入らないし、深さも違うのでこれがなかなか難しい。
しかし目を引くゆえに子ども達には大人気です。
お子様に与えてみると、すごい集中力を発揮してじっくり取り組むのを実感できますよ。
大人気おもちゃ!キュブロのブロックって?
藤井聡太さんと言えば、モンテッソーリ教具よりも、むしろこっち?!
大人気、「キュボロ」社の「ビー玉転がし」のブロックです。
木でできたブロックで、ビー玉を転がせるように穴が開いているんですが、
実は全部がスムーズに通る訳でなく、
ちょっとずつズレていたり、穴の大きさにも違いがあったり…。
なかなか造りが凝っていて、難しいパズルのようなおもちゃです。
子どもから見ればおもちゃに変わりないですが、
大人から見ればこれは立派な知育玩具ですね。
集中力・巧緻性の伸びも期待できますが、
図形的・数学的思考・空間認知力も養われるかなり高度なおもちゃです。
藤井聡太さんフィーバーにより生産が追い付かず、
どこも品切れ状態が続いています。
どうしても欲しい!という方は、
類似品でも全く問題ありませんのでご参考にどうぞ。
こんな将棋のおもちゃもある!
藤井さんが幼児の頃に始めたのが、この将棋のおもちゃ。
子ども向けに分かりやすく開発されているのは、さすがくもんですね。
しかし!
将棋は分からない…
難しそう…
字が読めないのでは…
と思ってしまう大人のあなた。
実は結構前から、年長児の保育室や、学童クラブに置いてある人気のおもちゃ。
それは「どうぶつしょうぎ」!
一般的には将棋では漢字が使われていますが、
子どもにも分かりやすく、楽しそうな見た目でハードルを下げる、可愛いおもちゃです。
意外と子ども達は楽しんで取り組んでいるので、親子でも是非どうぞ。
まとめ
関連記事 子ども×脳科学といえばこちらも!「ミラーニューロン」まだ知らないの?
藤井聡太さんの活躍は、まだまだ始まったばかり。
無限の可能性を秘めている彼ですが、
強さの秘密は、モンテッソーリ教育で培われた驚異の集中力!
モンテッソーリ教育はこれからどんどん日本で支持を得てくる幼児教育になるでしょう。
モンテッソーリ教育のポイントはこれ!
- 自立性と集中力の成長を大切にする
- 「おしごと」の時間で、好きなことをめいっぱいする
- 五感で学ぶ「モンテッソーリ教具」
- 医師による医療的・科学的な教育アプローチ
- 異年齢児たち同士の交流で、自ら学び合う
そして、モンテッソーリ教具以外でも楽しんで没頭したキュボロのブロック!
子どもは本来、自分で学んで成長できる「天才」な訳です。
さて、あなたの目の前のお子様は、何の天才ですか?
夢中で没頭できるものが見つかったら、それを逃さないようにしてくださいね。