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「わたしがすき」―自信のある子どもに育てるための絵本とは?

2018/10/12
 
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日本人は謙虚であることが美徳とされていますが、それについて違和感を抱いたことはありますか?

例えば…

「聡明なお子さんですね」と、自分の子どもを他人から褒められたら?
「いえいえ、まだまだ頼りなくて、家ではこんなにダメで…」と謙遜しますか?
「ありがとうございます。いつも優しい子なんです。」と感謝の言葉を述べますか?

大人の自分と、子どもの視点は大きく変わります。

勘違いの謙遜で、子どもを傷つけていませんか??

ここで紹介する絵本を読んで、子どもを幸せにするカギ「自己肯定感・セルフエスティーム」を育てましょう!

わたしがすき だいじょうぶの絵本


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この絵本は、全ての子どもと保護者と先生に読んでほしい絵本です。これを知っているか知らないかでは、人生が大きく変わります。

絵本を開くと、表紙の折り返しにはこう書かれています。

じぶんが きらいな ときもあるけど おかあさんや おとうさん すきなひとの そばにいると とっても あんしん。いやなことがあっても だいじょうぶ。

生きていく力の源となる自己肯定感(セルフエスティーム)をもつことの大切さを伝える絵本です。

この絵本の主人公は子猫のココちゃん。好きなものはお人形といちごのケーキとティーカップで…でも嫌いなものもあることを紹介しながらストーリーが進みます。

お昼寝の時におねしょをしてしまった自分が恥ずかしくて嫌い、妹を抱っこしている間はお母さんが取られたみたいで寂しくて嫌、自転車に乗る練習をしている時に転んで痛かったのも悲しかった、と自分の想いを語り始めます。しかし、その時にお母さんが抱きしめてココちゃんに「だいすき」と言ってくれるのです。

こんなことが上手にできるしできないこともある、でも、できてもできなくても、お母さんはココちゃんを大事に思っていることを伝えてくれるのです。

おねしょは すきじゃないけど わたしには すきなことが いっぱいある。すきなひとが いっぱいいる。わたしのすきなひとは おかあさん おとうさん おばあちゃん おじいちゃん

すきなひとの そばにいると とっても あんしん。そして、 たいせつにされて じぶんがたいせつだって きがつく。いやなことがあっても だいじょうぶ。わたしは わたしが すき。

何かが上手とか外見が美しいとかは関係なく、どんな自分であっても家族は受け入れてくれるし、大切にされている。だから自分も自分を大切にしたいし好きになりたい、というとても前向きで素晴らしい内容の絵本です。

日本人は謙虚で謙遜をするのがいいと言われていますが、それは本当は子どもにとって幸せなことなのでしょうか?この絵本を読んで、全ての子ども達が自分は大事にされるべきで自分が好き、と思えるようになってほしいものです。

セルフエスティームとは?

セルフ・エスティームは、日本語では「自己肯定感」と訳されます。自己肯定感というのは、その人の全体像、ありのままの存在をまるごと受け入れることで、仕事や勉強の能力のあるなし、性格の短所も長所もふくめて自分らしさを認め、心安らかでいられる状態をいいます。

「わたしはこういうことができるし、これは苦手。でもこれは全部わたし。全てひっくるめて丸ごとわたしはわたしがだいすき。」こういう感覚を「自己肯定感」「セルフエスティーム」と言うんですね。

外見がいいからあなたは素敵、学力が高いからあなたは誇らしい子ども、大人の指令にきちんと従うあなたは良い子…といった分かりやすいものさしで子どもを評価して褒めることではありません。
どんなところも、全て愛おしい大切なわが子である。そう子どもに伝えていくことで、自己肯定感は高めていくことができます。

著者の安藤由紀さんは、既に社会の中で他人と比較し合って生きている現代人は十分みんな傷ついていると言います。それを紛らわすために大人達は色々な遊びやギャンブルに没頭しますが、そうやって誤魔化すのにも無理が生じてくるのではないか、と。誤魔化したり忘れたり合理化したりするのではなく、できない自分の無能さもできる有能さも個性も、全部ひっくるめて自分と認め、自分自身を応援したり共感したり愛したりするべきなのではないかと、そう著者は語っています。

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そうやって自分が傷つきながら自分を励ますことで、他人の傷にも敏感に気づき寄り添うことができるのが強さなのかもしれませんね。

子どものセルフエスティームを高めるためには?

家庭内の教育でも、自己肯定感を高めることはできます。絵本のあとがきに書かれていることを参考に、まとめてみますね。

どうやって自信のある子に育てればいいのか?
・いやなことはいやだと意思表示をする姿を大人が見せる

・人には大切な信念や妥協できないことがある、ということを理解させる

・自分を大切にするために、大事なことは主張していいと伝える

・子どもを大切に思っていることを普段から伝える

日々こんな言葉掛けをするといいと、絵本で教えてくれていますのでご紹介します。

「あなたが大好きだよ」

「あなたが生まれてよかった」

「私はあなたを誇りに思う」

「あなたが悩んでいたら、どんなことでも助けたい」

「あなたが心に感じることは、正しいよ」

「あなたがいると、とても安心する」

「あなたを愛してる。ずっと変わらないよ」

「あなたに興味がある。そばにいて楽しい」

「あなたを見ているだけで、わたしは幸せ」

「わたしの宝物。あなたは最高のプレゼント」

素晴らしい言葉の数々!!!これを繰り返し言われた子どもは、幸せに満ちた人生なんだろうなぁとイメージできますよね。

こんなこと言うのは恥ずかしい?言わなくても分かる?そう考えてしまうのはちょっと待っていただきたい。

昔の日本人の考え方の悪いところだと私は感じています。言わなくても分かるというのは、自分の気持ちを推し量ってもらって当然だというただの傲慢ですし、他人が謙虚でいないと許せない気持ちになってしまうのは不寛容な人間ではありませんか?

良い言葉をもらえばみんな幸せになれるし、大事にされた人間は他人も大事にできますよね。甘やかされてわがままになるなんて心配はいりません。他人に謙遜して、自分の子どもを悪く言うような発言は、子どもの心にはそのまま突き刺さってしまうんです。本音も建て前も、子どもには関係ないんです。要注意です。

著者の安藤由紀さんは、人権活動を通して多くの子ども達に会い、心理的虐待を受けて自信がない子にも何人も会ったそうです。でもこれは特殊な例ではなく、子ども時代の環境が、人間の人生を大きく左右するのだと語っています。

世間には「3歳児神話」というものがあります。3歳までに親が子どもに愛情をかけて頑張らなければならないとか、特に母親が何でも責任を追わなければならないとか、三つ子の魂百までとか、よく言われますね。その言葉によって、多くの親達が「育児をがんばらなければ!」と追い込まれています。

しかし、親も完璧な人間ではなく、イライラして当たってしまうことだってあります。特に3歳までは本当に手がかかるので怒りたくなることも沢山あるでしょう。しかし子どもに良くない対応をしてしまっても、「3歳を過ぎてしまったからもう手遅れだ…」と諦める必要はありません。いつでもやり直しはききますし、歩み寄ってやり直しの機会を持つことは大人にしかできない、と著者は語っています。

まとめ

別の記事でもご紹介したこの絵本の著者安藤由紀さん。

幼児期の性教育に好評の絵本「いいタッチわるいタッチ」

安藤さんは子どもの性教育や人権教育を研究され、活動している絵本作家です。

安藤さんの作品は、とても心にストレートに響く言葉でつづられています。しかし残酷でもないし怖がらせる言葉もない。子どもに向けて「あなたは大切な人間で、自分で自分を守る権利がある」ことを教えてくれています。
日本の教育現場では人権教育ができていないし遅れている…という指摘もネットでよく聞かれますね。

人権って難しいものは分からないし子どもにどうやって教えればいいかも分からない…そう思う保護者や先生は、是非この絵本を読んでみてください。人権について難しい言葉で書かれていると抵抗があるかもしれませんが、子どもにも分かるはずです。
あなたは自分の好きなことをして生きていい

自分のために自由に生きることができる

そしてどんなあなたも大切な存在で家族から愛されている

きっとこれらのことが絵本を通して子どもにも伝わりますよ。

そして、幸せな子育て・保育とはどういうものか、大人も気づくことができるはずです。

めろん

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