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道徳の教科書の内容が見たい?!閲覧できる場所と期間とは?

 
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ちょこちょこtwitterで話題になっていたのが道徳の教科書!

皆さん、ご心配なのですよね。分かります…。

気になるならば、見てみましょう!!!自分の子どもや将来の自分達の環境のために。

twitterで話題を呼んだ道徳教育とは?

他人のためを一番に考え、自分の楽したい気持ちを押し殺して我慢することが美徳である!というのが道徳の教科書にナチュラルに載っている…らしいのです。友だちに会いに行って「みんなも残業頑張ってるんだー」なんて思いながらまた残業する、とか。そんな内容の教科書らしいのですよ!

おおおおお、だいじょうぶか?!?!?!

この道徳教科書を読んだ人がtwitterでおかしいと呟き、拡散すると、それに賛同する人達や、「我が子が、教科書は家に持ち帰ってはいけないと学校の先生から言われている!おかしい。」と学校に不信感を募らせている保護者達からも心配するツイートが続々…。学校や教育現場がいかに信頼されていないかが分かります。はい、同意できます。

子どもにしてみれば「社会=学校」なんですよね。学校が子どもにとっての世界の全てになってしまうと、影響はかなりのものです。しかし本来は教育とは、学校だけでするものではないのです。心配なら、家族や周りの大人ももっともっと関心を持ち、行動していいと私は思っています。大事なお子さんなのですから。
教科書の内容が気になるなら、教科書展示会に行ってその目で見てみましょう!

しかし…みなさんお忙しいですよね。

そこで!私は実際に道徳の教科書を読んでまいりました!
そこそこおおざっぱですがお伝えします。

道徳の教科書が読める場所がある?場所と期間は?

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自分の住む市区町村の教科書の中身は、ちゃんと見られます。教科書展示会というものが開かれていて、そこなら誰でも見られるんです。場所と期間が限られているので注意!何ともうすぐ終わりです!中身をチェックしたい人は、急げ!!

教科書展示会は、昭和23年の検定教科書制度の実施に伴い、教科書の適正な採択に資するため、教科書発行法により設けられた制度です。
平成30年度は、6月15日からの14日間を中心として、全国1200カ所以上で開催されています。
なお、開催期間や展示されている教科書の種類は会場によって異なりますので、詳細については各都道府県教育委員会にお問い合わせください。

※文部科学省ウェブサイトより引用
「自分の住んでいる地区名」と「教科書センター」で検索すれば見つかるかもしれませんが、なさそうなら下記のサイトをチェック!
文部科学省ウェブサイト「平成30年度教科書展示会 会場一覧」

教科書展示会に行ってみた!

どんなものなんだろうとドキドキしながら行ってみました。
自分の住まいの近所に行ったので、全国の道徳教科書を読んだ訳ではありません。そして写真撮影禁止のためメモに疲れて、全部読めていませんがご了承ください。

まず受付!
受付には、人が1人。簡単な紙切れのアンケート用紙に、自分の名前・居住地を書きました。また、小学校教諭なのか中学校教諭なのか教育委員会関係者なのか…と問われる部分があったのですが、私は該当しなかったため、一般人に〇をつけました。

部屋の中は、椅子と机が置かれ、教科書が立てて並べてありました。自由に取って読めるようになっていました。私は結構長時間居座って読んでいましたが、他に来たのは1人でした。こりゃ受付の人、退屈でスマホいじるはずだわ。

全部読むのは不可能だなと判断したので、道徳・理科・国語・保健をとりあえず読んでみました。

そしてちょっと驚かされた文章が裏表紙に…。

この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。

こんなこと、自分の時には書いてあったかなぁ??覚えてない…。
まぁいいんじゃないでしょうか。事実だし。でも勉強するのは「義務」じゃなくて「権利」ですからね。自分で幸せで自由に生きるために学ぶのだと、子ども達に知ってほしいものです。

新みんなのほけん 3・4年

「思春期のからだとこころの変化」という項目を読んでみました。大きく変化する時期に何をどう教えるのか、すごく難しいところだなぁ…と気になっていたので。早い子では初潮を迎えるのが小学校中学年くらいだと聞きますが、この教科書の内容では少し分かりづらいかな?と思いました…。
デリケートな部分が成長してきて他の友だちと違っていて、からかわれてしまって恥ずかしい気持ちになった子の話とか、男女の体の違いとかが描かれていました。
親が教えるべきであるという意見も勿論分かりますが、こういう内容は親もどう教えていいのか分かってない家庭も多いでしょう。また、子どもが大きくなってくると反抗の気持ちもあり、親の話を素直に聞くことが難しくなります。だからこそ、基本的なことは学校でも、男女どちらにも分かりやすく伝えられたらいいですね。家庭では、反抗期になる前に、早めに話し合う必要があります。
出版社名を控えるのを忘れてしまいました…。

 

たのしい理科 5年 大日本図書

他の教科書を読んでいた時に「いのちの誕生については理科の5年で習うよ!」みたいなことが書かれていたので、その部分だけ読んでみました。
胎内で赤ちゃんがどんな風に成長するのかがイラストで描かれていたり、大きくなると妊婦は足腰が痛むから困っている様子を見かけたら助けましょうとか、そんな感じのことが書かれています。

 

どうとく きみがいちばんひかるとき 光村図書

はい、私にとっての教科書展示会の要ですね。私が住んでいる場所で採用されているのは光村図書でした。
光村図書ウェブサイト「小学校 道徳」

色んなエピソードが書いてある、ショートショートのような感じ。うん、自分が小学生時代に読んでいた道徳と変わらない印象。全てをここに挙げるのはかなり大変なので、「これは色々と考えさせられるなあ」と思ったものや印象に残ったものをいくつか抜粋します。
ところどころ著者名に「じどうさくひん」というのがあって気になったのですが、どうやら子どもの作文コンクールの入賞作品のようです。作品の募集のテーマは「感動」とのこと。あー、そうだね、道徳っぽい。
公益財団法人 上廣倫理財団 「感動作文コンクール」

道徳1年 「やればできるんだ」

クラスメイトはみんなできているのに自分は鉄棒ができない…。できるようになりたいから練習を重ねて、いつしかできるようになり、手にできていたまめは頑張った証だ、と喜ぶ話。

「あしたはえんそく」

明日の遠足のバスの席を決めるお話。うさぎさんは何でも「イヤイヤ」!席決めで「あの子は体が大きいから嫌」等を言って、クラスメイトは困っています。でも「ねこさんの隣がイイ!」と喜ぶと、ねこさんからは「うさぎさんはイヤイヤばかりだからイヤ!」と一蹴されてしまいます。
「すききらいはどうしていけないの?」と問いかけるコメントが終わりに書かれています。

「いいことをしているのはだれかな」

見開き1ページのイラストで、色んな子ども達が各々色んなことをして過ごす、学校の風景が描かれています。教室の窓から校庭へ紙くずを投げている子、列に割り込んでいる子、転んでいる友だちに手を差し伸べる子、花壇に水やりをしている子など。

「かぼちゃのつる」 おおぐちひろゆき 作

畑のかぼちゃのお話。自分の好きなところにつるを伸ばして自由にやりたいかぼちゃ。でも、そうやって伸びていったら、「ここは私の畑だよ」「邪魔だよ」「迷惑だよ」という感じに言われ…。道路につるを伸ばしたら車に踏まれてつるが切れてしまいます。

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道徳2年 「よかったよ」

友だちとケンカをしたお話。印象的だったのは仲直りをした時の文章。「ごめんねもいわないでなかなおりするなんて、おかしいね。でも、よかったよ。」
だいたい喧嘩や言い争いをすると「ごめんね」「いいよ」を促して帳消しにする大人が多い中(笑)、この教科書のやりとりはなかなか新しいと思います。(私の主観)

道徳3年 「やめられない」「インターネットにむちゅう」

ゲームをやめられない子の話。親に内緒で、夜に布団に隠れながらゲーム…。夜遅くまでやめられず、翌日の学校は眠い…という内容。「インターネットにむちゅう」も、現代ならではの道徳の内容といえますね。

「持ってあげる?食べてあげる?」

「優しい人になる!」と決意して、他人が望むことを何でもやろうとする子の話。友だちから「ランドセルを持って」と頼まれたから持つ、「これ嫌いだから食べて」と言われたから代わりに食べる…「これをするのって優しいの??」と問う内容になっています。

「よごれた絵」

教室で遊んでいたら、友だちが頑張って描き上げた絵を汚してしまった話。翌日、友だちはそれを見て悲しんでいたので、自分がやったと話して謝ると、その子はしばらく黙って悔しそうな様子を見せたのち、「いいよ」と言ってくれます。本当は納得していないけれど我慢して「いいよ」と許してくれた描写が印象的。

道徳4年 「言わなきゃ」

クラスの話し合いのことが書かれた話。近所の保育園児と交流会の予定があり、何か歌を披露することになった小学生達。小学校で流行っていて人気の歌に決まったけれど、主人公は「それは保育園児向けじゃない。もっと簡単な歌の方がいいはず。」と思っています。でも、なかなか言い出せない。「言わなきゃ」と悶々として、そんな自分が情けなくなって…。これは確か、言えないままラストを迎えたような気がします。
このエピソードの副題(?)は「正しいことを行う」です。

「みんな待っているよ」

院内学級の話。入院することになり、今までいた学校に通えなくなってしまった主人公。悲しいけれど、病院の中の学校に行ってみると、包帯や点滴をした子達が温かく迎えてくれます。怖かった手術も、院内学級の友だちが「みんな待っているよ」という手紙をくれたから、もう大丈夫…。そして元いた学校の友だちも手紙をくれて、早く元気になって友だちに会いに行こう、と決意して終わりです。

「本当の思いやり」

主人公と、包帯を巻いている子の話。良かれと思って主人公は、その包帯を巻いている子を手伝おうとします。でももしかしたら自分でやりたいのかもしれない…と気付き、自分でやりたいか手伝ってほしいかをその子に尋ねます。何でもやって「あげよう」とするのではなく、相手のやりたい気持ちを尊重するのが本当の優しさではないだろうか、と問うストーリーになっています。ハンデを負った本人の視点で考える良い機会になりそうですね。

「見えない障がいに気づくこと」

「ヘルプマーク」を紹介しているページ。現代ならではといえますね。「人は、ぱっと見て分からないものには想像力が働きにくいものです」との文章が載っていて、これは子どもだけでなく大人も理解していくべきだと感じています。勿論私もです。

「学級会での出来事」

クラスのお楽しみ会の内容を決めるために、話し合いをする小学生の話。クラスの人気者の子が「ドッヂボールをしたい」と言うと、みんな盛り上がって賛成します。主人公は「ドッヂボールが苦手な子もいるので歌はどうか?」と提案します。「みんなドッヂボールが良いって言っているし、歌はつまらない」と人気者の子に言われてしまいますが…。
多数派が正しいとは限らないし、「みんなこうだから」という言葉に必ず従わなければならないのか?はたして主人公はわがままなのか?…ということに気付けたら良いなぁと思わされます。
というか、嫌な思いして強制参加する会のどこがお楽しみ会なんだと思いますけど(笑)歌やボールやクイズや色んなコーナー設けて自由参加にすれば解決じゃないですか?(私の主観)

国語 三省堂

国語の物語も、結構道徳観が出ますよね。気になるので一部分ですが読んでみました。

小学生のこくご1年 下 「あいしているから」

たまごを拾ったモールくんというもぐらの話。大事に育ててひなどりになります。モールくんは「だって、あいしているから」と言って、大事なひなどりを守りたくて箱に閉じ込めます。しかし、鳥は空を飛べることやその解放感に、少しだけ思いを寄せるようになり、再度、「あいしているから」と言ってひなどりを旅立たせます。
2回出てくる「あいしているから」の文章には、モールくんの気持ちに違いはあるのか?どう変化したのか?を問うストーリーです。

「ろくべえ まってろよ」

深い穴に落ちてしまった犬・ろくべえを助けたくて試行錯誤する子ども達の話。周りに出てくる大人がポンコツ。おばさん達に頼んだら「むりよ」「ちからがなくちゃ」と言われ、通りすがりのおじさんには「犬でよかったなあ。にんげんやったらえらいこっちゃ」と言われてしまいます。最終的には助け出すことに成功します。
実際こういう大人は少なくないし、子どもの目線から見ると「だから大人って分かってないし嫌なやつなんだよなー」と思うのでしょうね。こういう子どもの頃の気持ちを大切にして、優しい大人になってほしいものです。

小学生のこくご2年 「たろうのともだち」

動物達と人間のたろうの話。自分より小さい動物に対して偉そうな態度をとり、「けらいになるなら一緒に遊んでやる」というようなことを言って家来を引き連れ、動物が散歩に出かけます。でも、自分より大きな動物に出会い、あっさり家来になり…その繰り返し。最後の動物は、人間のたろうに会い「けらいになるから一緒に散歩に行きましょう」みたいなことを言うと、たろうは、家来はいらないから一緒に遊ぼうと言い、何となく平和な感じで終わります。スネ夫を見ているようですね。うん、こういう大人も現実世界には沢山いますよ。

「きつねのおきゃくさま」

打算的なきつねが他人のために行動する話。きつねは、太らせてから食べるために、捕まえたひよこに餌を与えます。出会ったうさぎに、「あなたもきつねの家においでよ」とひよこが誘うと、「きつねに食べられるぞ」と言われます。しかし、ひよこは「そんなことはない。きつねはとても親切」だと否定します。その「親切」という言葉が嬉しくて、きつねは、ひよことうさぎとあひるを家に招いてごちそうを与えてもてなします。ある日、ひよことうさぎとあひるが狼に襲われそうになり、きつねはこの3匹を守るために戦い、笑顔で亡くなります。

 

まとめ

私の主観を入れずに、教科書にあった内容の事実をお伝えしようと思って書きましたが、やっぱり自分の気持ちは入ってしまいますよね。道徳教育をする教員は、なるべく主観を入れず、自分の理想的な答えに子どもを誘導するような授業はしないでいただきたいものです。だって「自分で考え、議論する」ことが目的の道徳ですからね。

意外と、教科書の内容は落ち着いていたように思います。twitterで言われていたような「我慢や苦労が美徳」とされるような描写はそこまでないように感じたからです。私が読んだのはごく一部なので、高学年や中学生だとどうなるか分かりませんが…。出版社によっても異なるでしょう。
それから私は自分自身にも反省しました。「きっと酷い内容が描かれているんだろう」「何か問題点を見つけなければ」と最初から批判するつもりで教科書を読み始めたのです…。嫌な人間です。反省。うんうんこれもまた道徳だね。

それでも「道徳教育」を、教科書を使って学校の授業として行うのは、効果があるのだろうか??と正直なところ疑問は残ったままです。自分で考え議論するようにさせたいなら、いっそ「ディベートの時間」と名称変更した方がいいんじゃないんでしょうか??私の個人的な道徳教育の考えについては、レッジョアプローチの理念と織り交ぜながら、後ほど別記事で書かせていただきます。

保護者の皆さまは、子どもの教科書の内容をご存知ですか?学校に任せきりではありませんか?見てみると意外な発見があるかもしれませんので、是非一度見てみることをおすすめします。

めろん

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