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給食まずい?!完食は必要?日本と海外の給食の違い

2018/05/05
 
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つい最近、twitterでとあるツイートが話題になりました。
それは、給食の魚を食べられなかった子の保護者が、担任から連絡帳にこう書かれたのです。

「全校に迷惑がかかりました。」

ーーーーーーーー↑追記↑(2018.5.5)ーーーーーーーーーーー

完食、そんなに大事ですか?!

日本の教育や育児の息苦しさの中には、「食」も大きく関わっていると私はいつも感じています。

以前、書いた記事はこちら→お弁当の子どもの簡単なおかずレシピと言われても…海外幼稚園のお弁当事情

 

給食だって、気軽に楽しく食べたいよ!

 

海外ローカル幼稚園でのランチタイム。まさに上のイラストのような給食が出ていました。

ミートソースの味付けで、食べやすいショートパスタ。これが一品のみ。

園庭にある木のテーブルとベンチで、皆で座って食べます。先生は皆の分のパスタが入った大きなボウルを持ち、子ども達のお皿によそいます。全部食べた子には「もっと食べる??」と聞き、おかわりを希望する子にはよそいます。「もういらない」と言えば、そこでおしまい。子どもはすぐに遊びに行きます。先生も一緒に食べます。多分、食べてる時間は10分間くらいじゃないでしょうか。「もっと食べなさい」と言う場面は見られませんでした。

 

えー!これだけ?スープは?副菜は?って思いますか?酷い給食ですか??日本の給食すごい!って思いますか?

確かに日本の園や学校だと、しっかりとボリュームのある給食が出ますよね。色んなメニューがあって、嫌いなものを残さず食べるように指導されますし、20分間程度の時間では食べきれないのではないかと思います。(私はもともとよく噛んで食べるタイプだったので、かなり時間がかかっていて、授業中も一人で食べることが多かったです。給食自体はおいしくても、その雰囲気・ルールが嫌いで、給食が嫌でした。今でも食べるのは遅いです。)

温かいものを食べられること、作ってくれる人がいるということに感謝をして食べるようにと「いただきます」と言ってから皆で食べます。

悪いことではないんです。でも…給食に労力を使いすぎだと私は感じています。

給食が苦手な子どもの存在も無視してはいけないのです。恐らく、大人には「子どもはよく食べて元気いっぱい遊ぶものだ」という固定観念があると思いますが、給食が苦手だったと振り返る大人、実は少なくないんですよね。

twitterにも、子どもだった当時を振り返り、「給食残せなくてつらかった」とか、「一人で食べていて嫌だった」とか、大人になって明確に気持ちを表す人が増えています。つらい思いをしていた人がこんなに沢山いるのに、まだ完食をしなければならない同調圧力がある教育現場…。もっと人の痛みに寄り添える教員が増えてほしいものです。

 

それに、早く遊びたくて給食を早食いする子、結構いましたよね。食は生きものにとってとても必要なのだけれど、子どもは、次の遊びのことで頭がいっぱいなんです。おいしく楽しめれば、もうそれでよし。そんなに給食を頑張らなくてもいいのではないか、と私は個人的に思っています。

 

食育でまず大事にすることとは

保育園・幼稚園でも食育は今は当たり前になってきています。

食べることへの興味や感謝の気持ちを持てるように、野菜を栽培したり、給食を作ってくれる栄養士さんと対面して話をしたりします。

とてもいいことなんですけど!!!!

食育の基本は、「楽しくおいしく食べること」なのです。それを構築してからでないと、感謝の気持ちなんて無理なんです。食べるのがつらいだけになってしまいます。

 

何も考えずに、子どもを思い通りに動かそうとする保育士は、残念ながらいます。意識の低い保育士です。

「給食を全部食べさせることができる」

「寝かしつけが上手くて、無理やりでも長時間昼寝をさせられる」

これを、指導力がある・統率の取れる「できる保育士!」と思ってしまう人もいるんです。

 

また、栄養士や調理員でも、自分の作った給食に思い入れが強くなってしまい、園児が食べ残している様子を見て怒り出す人も…いたんです。

実際に見てしまった悪い園の例があります。ごく少数だと思いたいですが…。

 

良いのに酷い給食?

あまり大きな声では言えないのですが…。

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昔の話です。いつもの職場とは違う園に行く機会がありました。

保育士の数が少なく、栄養士も一緒に子ども達へ給食を食べさせていました。

 

牛乳を飲みたがらない子には…

「いつまでもミルクばっかり飲んでるから、普通の牛乳が飲めないのよ!」と言い、体を押さえつけて無理やり飲ませていました。その子は大泣き。牛乳もむせて誤嚥になりそうで危ない。

 

なかなか食べられない子には…

これまた無理やり食べさせる。すごい力で抵抗してくるので「すごいパワー。にんにくパワーだ。中国人の家庭だからにんにく食べてる。だからうんちも臭いんだよ。」と、差別発言。

 

無理して食べて、「オエ」っとなってしまった子には…

「まったく、失礼だ」と言う栄養士。

 

何てつらい給食なんだろう、と子ども達の気持ちを考えると悲しみでいっぱいでした。

すぐに、しかるべきところに報告をして、この園の対処をしてもらいました。スタッフの人数が足りず、イライラしながら保育をしてしまったのだろう、と言われました。「だめだ!」と断罪するのは簡単で、つらい状況にあったスタッフの側にも理解を示すことから、改善は始まるのだなぁ…と私自身も反省しました。

これは勿論、極端な例だと思っています。しかし、やはり多くの日本人は、「食べ物は全て食べさせなければならない」と無意識に思っているのではないでしょうか。

残してもいいから、食べることが楽しいと感じる子どもが増えてほしいものです。

この園の報告をした時は、ここの子ども達が毎日恐怖を感じながら食べていることに、非常に胸を痛めました。今ではこのようなやり方をやめ、優しい園に変わったと信じていますし、大きくなった子ども達が幸せに食べていることを願います。

 

2年間、一切給食に手を付けなかった子

こんな例もあります。私の担任していたクラスの園児です。

ニコニコしているけれど、意志は非常に強い子がいました。保護者曰く、「とにかく頑固」とのこと。

その子は、家では白米のご飯・ふりかけ・のり・すいかくらいしか食べないというのです。お母さまも非常に心配されていて、医師の診察も受けたけれど、体は異常なし。

園では様子を見ていこうということになりました。

 

その結果!!!

 

通っていた2年間、一切給食に手を付けませんでした。

正確に言うと、正月のもちつきの時にのりをかじりましたが…。

 

でも、毎日楽しそうに登園し、給食に怯えることもなく、楽しく過ごしてくれました。

今の様子を知ることはできませんが、きっと問題なく大きく成長していることでしょう。その後の学校生活で給食無理強いされていないといいなあ…と思います。

もしこれを、頑張って食べさせようとしていたら…??きっと家族も本人もつらくなっていたでしょう。勿論、担任の私もです。この子は毎日、楽しく通ってくれたので、良かったんじゃないでしょうか 🙂 と自分の対応を自画自賛しています。

 

給食食べられなくてストレスに…困った時の解決策!

もし、給食が食べられないことがストレスで幼稚園・保育園・学校に通えなくなったら、そんなばかばかしいことはありませんよね。親としては、子どもを給食の恐怖から守ってやりたいことでしょう。

いいんです、それで!

担任に、「給食を完食することについてストレスに感じています。完食を強要せず見守ってください。」と正直に伝えるのも全然ありです。

しかし、担任がそういうのを聞いてくれるタイプではなかったら?!?!?!

うあああ厄介

twitterで、素敵な意見を見つけました。

「体調がすぐれないので、給食は残すかもしれませんが、無理させないでください。」と連絡帳に書くのです!

優しい親でよかったね… 😥 ほっ

子どもにとって学校は、生活のほとんどを占めます。学校のつらいことがあったら、人生全てつらくなってしまうようなもの。そんな時でも、いつだって家族は味方になってあげなければいけません。
「あなたを守ってあげるよ」という家族の姿勢、このお子さんにはとても嬉しかったことでしょう。

間違っても、「学校が正しいんだから、頑張りなさい」なんて声をかけてはだめですよ…。後々大変な事態を引き起こしかねません。

 

食べる側の気持ちも尊重を

「作ってくれた人へ感謝」が食育の基本だと思い込んでしまいがちですが、違います。

子どもが食べられるようになるためには、食べる側の気持ちの尊重が必要なのです。

好きなものをおいしく食べられて嬉しい、友だちや家族と食べられて楽しい、という気持ちが大前提です。

私の行った海外のローカル園のように、一皿であっても全く問題はないのです。

楽しく食べてエネルギー補給をして、次の遊びに備えられたら、それだけで楽しい園生活なのですから。

 

 

めろん

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