目指せ教諭の一番星!私の熱いブログ活動!日本国内と海外での教員経験を活かし、子育て&インターで先生やってます。ラクして子どもとハッピーになろう!

マララのまほうのえんぴつ ノーベル受賞者が絵本を書いた

2018/10/11
 
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ネットでよく「保育士は専門性があるのに給与が低くて…」と嘆くのを目にします。うーん…その専門性って何でしょうか。今まで色んな保育士・幼稚園教諭に出会いましたが、理論に基づいた専門的知識を持って職務にあたっている先生ばかりではありません。

保育所保育指針や幼稚園教育要領の重要性を理解して、学生時代に勉強していましたか?様々な研究家や学者達が、長年の努力を積み重ねて発見したもの、ハーロウの「代理母」「愛着」や、エインズワースの「ストレンジ・シチュエーション法」や、ボウルビィの「愛着理論」などなどをないがしろにしていませんか?

「理論なんか無くたって、子どもが好きという気持ちがあればできる!」って思っていませんか?

「昔ながらの教育が求められている!」と思い込んでいませんか?

時代によって、子ども観・教育観・人生観は大きく変わります。2020年には小学校でプログラミング教育が導入されるのが現代です。「赤ちゃんの抱き癖が~」なんて言ってると化石になってしまいます。

先生という人種は、ものを教える立場の人だと思われがちですが、「先生こそ学びつづけなければ」なりません!

この国では、一斉授業による普通教育が長年行われてきているため、平均的な子どもに対する接し方は分かっているつもりでも、障害・宗教・国・性のマイノリティ・食文化など、自分の思っている普通に当てはまらない子どもを抑圧してしまいがちです。

本をあまり読まないタイプが保育士養成校に多かった気もします。本は難しいことが書いてあるもの、と思いがちですが、教育・保育に関連する書籍ならば、ぐっと読みやすくなります。何より、知らない情報を仕入れることができて、新しい発見ができます。

きっと、「先生としてレベルアップできそう!」と自信になりますよ。

そこでおすすめの本をご紹介します。

マララのまほうのえんぴつ

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「マララのまほうのえんぴつ」 作 マララ・ユスフザイ 絵 キャラスクエット 訳 木坂涼

一言で言います!素晴らしい!!!それに尽きます…。

子どもたちの教育の大切さを訴えたスピーチで有名な、マララさんの絵本です。子ども向けに書かれているので、読みやすい内容になっています。

私はこれを読んで、感動しました。お涙頂戴的なストーリーではないんです。マララさんの熱い魂に心を揺さぶられたのです!!!

著者マララ・ユスフザイさんについて

当然、マララさんは知っていますよね??

え!!!!!!!!!知らない?!?!?!

保育士・幼稚園教諭やその他教育関係者なら、彼女のことを必ず知っていてほしい!!!知らないままではまずいです。フレーベルやマリアモンテッソーリのように、今後必ず教育史の教科書に載るでしょう。それくらい大きな存在です。
マララ・ユスフザイさんとは、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した女性です。

マララさんはパキスタンで生まれ育ちました。幼い時の故郷は穏やかな街だったけれど、昔から貧困は確かに存在していて、ごみを拾う仕事をして学校へ行けない子ども達の存在も認識していたマララさん。情勢の変化により、武装集団が権力を握るようになりました。「女の子は学校に行くな」と禁止され、怖くて学校に行ける女の子がどんどん減っていきます。みんなが自由に仕事を選び、生きるようになるためには、男も女も関係なく、子ども達は勉強するべきである、とマララさんもマララさんのお父様も強い意志を持って主張します。イギリスの有名なブログでこの状況を広めたり、顔を出してインタビューを受けるようになったマララさんは、ある日、武装勢力タリバンに銃撃されます。しかし、奇跡的に命を取りとめ、何度も手術を受けて助かったのです。

その後に、国連で行われた感動的で有名なスピーチがあります。

One child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education First.

※YOUTUBE 「<字幕>マララさんノーベル平和賞受賞スピーチ」

マララさんの英語のスピーチはゆっくりで、世界中の英語話者以外の大人や子ども達に向けて分かりやすく話してくれているのかもしれません。

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ノーベル平和賞受賞や国連のスピーチは、マララさん以外の色々な(汚い)大人の思惑も入り混じっていたのでしょうが…。でも、マララさんの強い願いを感じることのできる、素晴らしいスピーチです。

「永遠のあの疑問」の答えになるかもしれない

「どうして勉強しなきゃいけないの?」

「なぜ学校に行かなければならないの?」

その、みんなが抱くであろう疑問の、答えになりえるのではないかな…と私は思っています。

大人でも、「勉強なんて必要ない」って思っている人はいますが…。

なぜ、勉強することが必要になるのでしょうか。

強く(武力のことではありません)豊かな国というのは、子ども達に「教育という名の投資」をします。お金も時間もかかるけれど、子ども達が勉強して自分で将来を切り開く力をつけるということは、素晴らしい国民を育てていくということ。つまり国家の発展・利益になるのです。発展した国は、国民が豊かに生活できます。自分の好きな仕事をして、好きな時間を過ごし、好きなご飯を食べられるのです。

貧困とされる国や地域では、子ども達は労働力とみなされ小さい頃から働きます。学校へ行けず、文字の読み書きもできず、勉強しないまま大人になります。大人になっても、知識がなければ、自分で好きなことを選択し将来を切り開くことは難しい状況になり、産まれた子どもにも影響します。貧困は連鎖するのです。こうなると、豊かな強国や裕福層の人間から、ただ搾取され続ける人間になってしまいます。

現在の日本は、「子どもや教育にはお金がかかるものである」という考えが一般的で、夫婦が子どもを授かること・子ども自身が進学することを躊躇することも多いのが事実です。これは貧困国の価値観でしょう。残念ながら。

(そして、教員や保育士等の教育業界・福祉業界は儲からないというのが有名になり、担い手がいません。教育業こそ儲けていかなければ質がどんどん低下してしまうのです。)
勉強して知識・知恵をつけていくことは、
権力者に搾取されたままにしない強さをもつということ、
自分で好きな道を選択し切り開いていくこと。

簡単に言えばこれが答えなのかもしれません。

はいっ、先生、今、とっても大事なことを言いました!

誤解しないでいただきたいんですが、学校やクラスの集団に「迎合」しなくていいんですよ。

子どもでも大人でも、一人の人間。考える脳と発信力を持っているのですから。

さて、最後に、マララさんの絵本から素敵な言葉を引用しご紹介します。

あなたはまほうをしんじますか?わたしはしんじます。

わたしはさいしょ、じぶんのへやでかいているだけでした。

でも、かいたことばはせかいにひろがって、いまでは、なんびゃくまんにんものひとたちが、わたしといっしょにこうどうをおこしています。

わたしはきづいたのです。

まほうのえんぴつは、じぶんのことばと、じぶんのこうどうのなかにあるのだと。

ひとりのこども、ひとりのせんせい、いっさつのほん、いっぽんのペン、それらでせかいをかえることはできるのです。

私は「自分はまだ子どもだから、どうすることもできない……」と思っていました。でも、父が女の子の教育について懸命に発言しているのを見て、気づいたのです。私だって言葉を持っている、そしてその言葉を使いたい、と。(略)子どものころは「自分には何もできないから……」と考え、大事な仕事を大人にまかせてしまうものです。けれど、私は、学校に通う権利がうばわれそうになったとき、これまでよりも自分が強くなり、自分の言葉に力があるということを実感したのです。

魔法は、学びの中に、愛や平和、美しいものすべての中にあります。そして魔法は、あなたの中に、あなたの言葉に、あなたの声にあるのです。

 

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↑英語を勉強したいなと思っている人は、英語版の絵本もいいですね。マララさんの言葉は分かりやすく書かれているのでおすすめです。

めろん

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