運動会のダンスの曲どうする?ネタの宝庫は盆踊り会場?!
お休みだからと言ってうかれてもいられない先生のあなた、ご機嫌いかがですか。
私は以前、スーパーブラックな職場に勤めていたので、夏休み中もバタバタとネタ探しと準備に必死でした。
何の準備かって?
2学期最大のイベント「運動会」ですよ!!!
盆踊りと教育を研究した私による、発表会のネタ帳をばらしちゃいます!
ネタの宝庫!それは盆踊り会場!
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「はぁ?!盆踊りって、ちゃんちゃかドンドンやってるあれか?!」とバカにすることなかれ。
おすすめできる理由があるのです!
- 発表会の定番「ソーラン節」ばかりになってしまうので盆踊りなら他とかぶらない
- 派手なハッピや大きな和太鼓は発表会映えする
- 盆踊りの振り付けは繰り返しで覚えやすい
- 小物を持って踊ればアレンジもできる
毎年ビクターが主催する盆踊り大会では新曲が披露されていたり、民謡連盟の先生や舞踊の先生の振り付けによって全国各地に様々な盆踊り曲が存在しています。
盆踊りは民謡・舞踊の一種です。
それに踊りだけでなく和っぽい衣装や和太鼓もすごく発表会映えするんですよ。
海外で先生をしていた時は、外国人の職員からとてもウケがよかったです。
「自分の国では見られない発表スタイルが斬新で素晴らしい」ということのようです。
確かに、自分の国とは違うダンスや演奏って、真新しく感じますよね。
学習指導要領に「愛国心の育成」があるゆえなのか、発表会には何故か「和モノ枠」みたいのがありますよね。
そこでどこの園も学校も、金八先生のドラマ以降「ソーラン節」をやり過ぎな印象がありますが、年に何回もそれを引っ張り出すわけにもいかないですよね。
さあネタに困ったら、盆踊り!
おすすめの盆踊りをご紹介!
さて、踊りと和太鼓に弟子入りし、発表会と行事を何回もくぐりぬけた私がお届けする、
おすすめ盆踊り曲はこちら!
- 少年八木節
- 大江戸東京音頭
- さくら音頭
- 知恵っ子よされ
- 火の国太鼓
- 東京五輪音頭2020
少年八木節
これは盆踊り会場で特に人気の、粋な一曲。
「八木節」と呼ばれる曲は成人男性が歌っているものもあります。
それと区別するためにこの曲は「少年八木節」と言われています。
歌っている甲高い声は少年なんですね。
踊りだけの動画だとピンとこないかもしれませんが、太鼓の音が入ると、ぐぐっと印象が変わります。
実は、和太鼓さんに最も人気な曲で、グループや流派によって叩き方は様々ですが、難しそうな演舞が決まるとめちゃめちゃカッコいい仕上がりになります。
原曲はレコードなのでCDで探すのは大変ですが、↓このCDに入っているようです。
大江戸東京音頭
最もメジャーな盆踊り曲の「東京音頭」。
その曲も踊りもアレンジされて出来上がったのがこの「大江戸東京音頭」。
テンションが上がる粋な曲です。
この曲を、よさこいで踊るグループも結構多いです。
園児や児童に鳴り物を持たせて、入場門から踊りながら入場するという演出もいいですね。
私は既にそれを2~5歳児でやりました。
さくら音頭
これもまた粋でエモーショナルな曲。
私はこれで発表会をしたところ、保護者が感動して涙を流しました。
大きな音量で流すと、腹の底からぐわっと湧き上がるものがさくら音頭にはあるんですよね。
盛り上がる良い曲です。
なんせ曲だけで感動的になっちゃうので、和踊り初心者の先生達にはさくら音頭が一番おすすめです!
桜の枝の造花を持って踊ったこともあるんですが、動画が見つかりませんでした。
ピンクの花びらや紙吹雪を最後に散らすのもいい演出になりますね。(掃除が大変だけど)
↑幼稚園児もかっこよく叩いています!
千恵っ子よされ
力強い曲で、これもまた人気です。
元気いっぱいに「ハッ!」と掛け声を出せば、踊りがバラバラでも余裕でキマリますよ。
火の国太鼓
これもまた、和太鼓さんに人気の曲です。
太鼓がテーマの曲なので、ドンドコ叩く振り付けになっています。
園児や児童の発表に使うなら、竹の棒を持ってカチカチ鳴らしてもいいですね。
東京五輪音頭2020
もともと「東京五輪音頭」という曲は前回の東京五輪で作られていました。
それがずっと盆踊り会場でも流れていたんですが、来たる2020年の東京五輪のために新しいバージョンが発表されました。
今年、各地の盆踊り会場ではかなりこの曲がかかっていて、そこそこ難しい振り付けなので市民は困惑しながら踊っています。
2019年の秋の運動会や2020年の春の運動会にこれをすれば、東京五輪目前なのでかなり良いんじゃないでしょうか。
他に紹介した盆踊り曲とはテイストがかなり違いますが、明るくてポップで、学校のイベントに向いています。
おすすめアレンジ方法
ただ踊るだけじゃつまらないし、子どもの発表としては見栄えが物足りない。
そこで、おすすめのステキ演出があります!
- 派手なハッピを羽織って踊る
- 振り付けの中で、ハッピを羽織ったり脱いだりする
- 布切れを持って踊る
- 棒を持って踊ったり打ち鳴らしたりする
- 鳴子(100円ショップにあります)を持って鳴らして踊る
- 鈴を持って踊る
- 造花を持ったり手首に付けたりする
- 傘や笠を持つ
- リズム感のある子に太鼓やちゃんちきを叩いてもらう
- 紙吹雪を散らす
- 旗を振る
- お面を被ったり外したりする
これだけで、派手で見栄えのある発表会を作れます!
まとめ
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運動会に限らず、子どもの発表会や、先生の出し物にも使える!子どもの発表のド定番ソーラン節に飽きた先生は、盆踊り曲を使ってみませんか?
- 繰り返しの振り付けで覚えやすい
- 鳴り物で見栄えがする
激務お疲れ様です!!!
よい新学期!よい新年度を!
まぁ、「見栄え」とか集団行動とか同調性とか、もう飽き飽きしちゃったし、一番大事なのは子どもの自主性と人権と主権者教育だと気づいたので、私はもうやりたくないです(本音)