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「世界人権宣言」(谷川俊太郎)の絵本は、人権教育に最適!

 
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人権教育が大事です、と言われても!!!

じ、じんけん…んんん???

人権って、子どもにどうやって伝えていきますか?

ちょっと難しいでしょうか?

それを、「ああ!これが人権の尊重!」と、理解できる、素晴らしい絵本があるのです。

子どもだけでなく、大人も、ハッとさせられる!

人権について、考えなおしませんか?

絵本「世界人権宣言」

この絵本の副題は「あたりまえにいきるための」と書かれています。

つまり、当たり前に生きるためには、人権についての理解が絶対必要だということ。

この絵本は、かなり評価が高いのにかかわらず、絶版となってしまっています…。
是非図書館や、中古の本屋さんでゲットして読んでいただきたい優れた一冊です。

しかし!

著者のアムネスティ・インターナショナル日本支部のウェブサイトに、あるんです!

→ 世界人権宣言を読んでみる!

絶版となった絵本とは、少し違うイラストで、現代風の優しい絵柄になっています。
しかし、日本語の文章はそのままです。

これなら誰でも見られるし、分かりやすい!
素晴らしい!!!

これは是非、親子で、園や学校の先生同士の研修で、クラスの時間で、ご覧いただきたい!

一度読めば、「ああ、これが人権なんだ。」「今まで、自分は大事にしていたんだろうか…」と、大きな気づきになるはずです。

難しいことを考えず、とりあえずこれを一人やみんなで読んでみる…
そして、感じたことを素直に話し合ってみる…
「分からない」ならそれでもよしで、一人一人の考えを大切にする…

これだけでも、立派な人権教育になりませんか?

どんな絵本なの?

上で紹介したサイトで、絵本と同じ内容を読むことができます。

しかし、ネットで手っ取り早く「じんけんが知りたい!」というあなたのために、この絵本がどんな絵本なのかを解説させていただきます。

絵本の冒頭にある言葉をこちらに引用いたしますね。
これなら、子どもも、難しい言葉で遠ざけてしまいがちな大人も、とても分かりやすい!

 人はひとりでは生きていけません。わたしたちはみな、たがいに助けあって生きています。けれどまた、人は自分のしたいことをするために、たがいにおさえつけあい、傷つけあい、ときには殺し合いさえする生きものです。
 でも地球はひとつです。わたしたちは力をあわせていっしょに生きていかねばなりません。そのためには、たがいに何を守らねばならないか。そのことをことばにしたのが「世界人権宣言」です。
 この絵本は1988年につくられたアニメーション・ビデオをもとに、その宣言をできるだけわかりやすいかたちで、日本語にしたものです。

引用元 絵本「世界人権宣言」

国際連合で採択された「世界人権宣言」。

もっと多くの人達に分かってもらうために、字が読めない人でも理解できるようにするために、アニメーションが作られました。
十か国以上の国から、40名のアニメーターが協力して作られたため、色んなタッチ色んなスタイルの短いアニメが集まり、小さい子ども達も見やすいようになっています。
日本語のアニメにする時には、10歳くらいの子どもでも理解できるような言葉を選び、声の出演は9歳から66歳までの人が集まりました。

そのアニメを、絵本にしたのが、この谷川俊太郎さんの代表作「世界人権宣言」なのです。

絵本の最初のもくじを見れば、それだけでも、人権のことがつかめるでしょう。

世界人権宣言の条文の全てを、一つずつページにして描かれています。

第1条 みんな仲間だ
第2条 差別はいやだ
第3条 安心して暮らす
第4条 奴隷はいやだ
第5条 拷問はやめろ
第6条 みんな人権をもっている
第7条 法律は平等だ
第8条 泣き寝入りはしない
第9条 簡単に捕まえないで
第10条 裁判は公正に
第11条 捕まっても罪があるとはかぎらない
第12条 ないしょの話
第13条 どこにでも住める
第14条 逃げるのも権利
第15条 どこの国がいい?
第16条 ふたりで決める
第17条 財産をもつ
第18条 考えるのは自由
第19条 言いたい、知りたい、伝えたい
第20条 集まる自由、集まらない自由
第21条 選ぶのはわたし
第22条 人間らしく生きる
第23条 安心して働けるように
第24条 大事な休み
第25条 幸せな生活
第26条 勉強したい?
第27条 楽しい暮らし
第28条 この宣言がめざす社会
第29条 権利と身勝手は違う
第30条 権利を奪う「権利」はない

引用元 絵本「世界人権宣言」

このもくじを読むだけでも、気付くことはあるかもしれません。
今まで人権を尊重するという考えが、自分の頭になかったのではないか…と。

つまり、じんけんって何?

とても短く、簡単にまとめるとすると、

「あなたもわたしも、みんな自由」
「好きなことをして安心して生きていい」
「人として幸せに生きる権利がある」
「他人を傷つける権利は誰にもない」

と言っているんですね。

子どもだけでなく大人も、注意すべきはここ!

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第29条 権利と身勝手は違う
わたしたちはみな、すべての人の自由と権利を守り、住み良い世の中を作るための義務を負っています。
自分の自由と権利は、ほかの人々の自由と権利を守る時にのみ、制限されます。

第30条 権利を奪う「権利」はない
この宣言でうたわれている自由と権利を、ほかの人の自由と権利をこわすために使ってはなりません。どんな国にも、集団にも、人にも、そのような権利はないのです。

ということ。

例えば、サスペンスやホラー映画を見て、「人をなぐってみたい」とか、自分より筋力の弱そうな人や子どもや老人を「追い詰めて楽しみたい」という人がいたら…?
「いじめる自由」「苦しめる権利」と言い出す人がいたら…?

いくら、人は自由だったとしても、誰かを苦しめるための権利なんてものはないんですね。

人権教育というのは、30条まで、ここまでがセットで伝えられるべきでしょう。

つまり、世界人権宣言って何?

「みんなみんな、平等に、人として幸せに生きる権利をもっているんだよ!」

というのを、世界で初めて認めて、発信した言葉のことです。

1948年12月10日に、フランスのパリで、国際連合の総会で決められました。

ふたつの世界的な大戦争をもう二度と起こさないため、そして世界が平和であるためには、国境にこだわらずに、みんながおたがいを自分と同じ人間だとみとめて、その人の権利をおたがいに大切にしあうことが必要だということで、意見が一致したのです。

 

世界人権宣言は、約束ではあっても法律ではありません。約束したことを守るかどうかは、それぞれの国の政府にまかされています。法律ではありませんので、約束をやぶっても罰はありません。でもこういう約束をしたのだと、世界中の人みんなが知るようになれば、政府も約束をやぶりにくくなります。(略)多くの人がその内容の大切さに気が付いたり、考えなおしたりするようになってから、宣言の内容にもとづく罰則つきの国際的な法律がまとめられ、(略)たしかに世界の国ぐにがそれを自分たちの国の法律にしています。

 

しかし、この時賛成していても、国内ではこの宣言で決められていることが守られていないことが、おどろくほど多いのです。まともな理由なしに逮捕されたり、いたい目にあわされたりしている人びと。がんばって働いても食べ物も住むところも十分になく、勉強もできず、好きな人と結婚することもできない人々。

引用元 絵本「世界人権宣言」

絵本の中身を読み、あとがきの言葉で、「ああ、人権をもっと大事にしなければいけないんじゃないか」と気付くこと、ありませんか?

人権は、上の立場の上司や親や、政治家から、「有難く与えられるもの」ではなく、「認めてあげるよ」と認めてもらえるものでもない。

みんなが元々、もっているもの、という意識を忘れずにいたいですね。

著者はどんな人?どんな団体?

谷川俊太郎さんとは

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谷川俊太郎さんとは、絵本作家としても有名ですが、詩人としても、翻訳家としても活躍されています。
代表作はPEANUTS・SNOOPYを思い浮かべる方も多いでしょう。
シュールでチャーリーブラウンのらしさをよく表現された日本語訳をされています。

しかし、もっともっと、日本のほとんどの子ども達が知る作品があります。

それは、レオ・レオニーの名著「スイミー」!

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優しくて、分かりやすい言葉で、谷川さんの絵本ってとても安心感があるんですよね。

また、やなせたかしさんもかこさとしさんも、谷川さんも、戦争の影響を大きく受けた絵本作家の方々って、優しい言葉なのに強く響く力を持っているんですよね。
不思議な魅力です。

アムネスティ・インターナショナルとは

アムネスティ・インターナショナルは、1961年に発足した世界最大の国際人権NGOです。人権侵害のない世の中を願う市民の輪は年々広がり、今や世界で700万人以上がアムネスティの運動に参加しています。
国境を超えた自発的な市民運動が「自由、正義、そして平和の礎をもたらした」として、1977年にはノーベル平和賞を受賞しました。

引用元 アムネスティ・インターナショナル公式サイト

私たちアムネスティ・インターナショナルは、すべての人が世界人権宣言にうたわれている人権を享受でき、人間らしく生きることのできる世界の実現をめざして活動しています。

引用元 絵本「世界人権宣言」

世界人権宣言が採択されても、まだまだ理解は進んでいないのが現状です。

世界中の様々な人権侵害に立ち向かい、「苦しんでいる人を助けよう」という考えのもと発足した団体です。
たくさんの人々を、差別・拷問・貧困・紛争から救うために尽力されています。

日本支部は、東京と大阪にあり、今も人権の意識を広めるために日々活動中です。

まとめ

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関連記事 絵本の読み聞かせに、意外が効果とメリットが!

優しい子どもに育ってほしいなら!
酷いことから自分を守れる子になってほしいなら!

幼少期から人権教育は大事!
でも、今この国を生きる大人にも、必要です!

人権教育で押さえるべきポイントは?

・自分は自由に生きることができる
・自分と同じく、他人も人権をもっている
・他人を苦しめる権利は、誰にもない
・国籍や年齢や性別や能力に関係なく、全員が価値のある人間である

これを伝えることです。

このことが理解できているだけで、全然違った人生を歩めることになるはずです。

まずは、絵本の読み聞かせから始めていきましょう。

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