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保育士と親の違いを理解すれば、育児が楽になるヒントになる?

2020/08/12
 
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仕事中によく保護者から言われるんです。

「先生は大人数の子ども達を見ていて本当に尊敬です。」
「私は家で子ども一人見るのに手いっぱいです!」

先生の真似をして頑張り過ぎてはいけません。
もれなく育児ノイローゼになります!

保育士を、親の代わりだとか、
母親業・父親業と思い込むからいけない。

親と保育士の違いって、何でしょうか?
それは、労働時間や環境整備!

保育士との違いを理解して、育児を楽にするヒントにしましょう。

保育士と親の違い

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これを知れば、育児の参考になったり、
保育士と自分の育児を比べて落ち込むこともなくなります!

では何が違うのか。

  • チームで行う職業である
  • 安全に整備された環境のもとで保育する
  • 就業時間と期間が決まっていて賃金が発生する
  • 子どもにも社会性や羞恥心があり、内と外で使い分けている

チームで行う職業である

保育所保育指針にも定められている通り、
例え園児が1人だけであったとしても、
保育士が園舎で1人のみで保育することはありません。
必ず、施設内には保育士は2人以上いることと定められています。

親が家庭で1人で見ている場合、
「他の人の目もあるからイライラしたり虐待したりできない」
というブレーキが利かず、ついカッとなって…
と行き過ぎてしまう可能性もあります。
児童館とかの公共の場よりも、
家庭のような閉鎖空間の方が、虐待は行われやすいでしょう。

また、チームの仲間は保育士だけではありません。
給食の手配は栄養士・調理員・給食センター等がします。
布おむつや布団の洗濯も業者に委託してあるところもあります。
餅は餅屋、という感じで保育所は成り立っているんですね。

これを家で全部親が一人でやろうとすると、よろず屋になります。
親になるための資格を取得したわけでもないし、無理ですよね。
家庭内保育をチームで行い負担軽減するなら、
祖父母だよねやっぱり!となるのでしょうが、全員が全員そうもいかない。

児童館のスタッフや一時保育の保育士を頼るのが一番です。

祖父母と違って、そういう人達は職業なので、
割り切ってしっかり保育をしてくれます。
「子どもを甘やかしてチョコレートなんてあげないで!」って
義両親には言いづらいことも、
でもプロの方々ならちゃんと聞いてくれます!

安全な環境

これは意外と見落としがちです。

保育所と家庭は根本的に建てられた目的が違うんです。

家庭、つまり普通の住居は、
基本的には大人が住むために、大人の視点で設計されています。

  • トイレは大きい
  • ドアはバタンと閉まる
  • 階段も一段一段が大きい
  • コンセントは床に近い高さで使う
  • 手の届く高さの引き出しには
    大人が使うものが入っている
  • 台所に仕切りはない

保育所がこれと同じで設計されていたら、
かなり危ないので認可が下りません。
保育所は、安全に子ども達が過ごせるような設計になっていますが、
家庭は大人の生活の場なので元から危ないのです。

いつも引き出しの中身をぐちゃぐちゃにされてイライラするなら、
環境を変えるしかないのです。

子どもを繰り返し怒鳴りつけるのではなく、
子どもを変えようとするのでもない。
自分の期待通りに変わってくれない子どもにイライラする必要もない。
環境が変わればいいだけ
です。
これは児童心理学で習いましたが、
保育も育児も楽天的に捉えられるようになります。

100円でできます!

  1. 危ない所にはロックを付ける
  2. 触ってほしくないものは、手の届かない高い場所
    もしくは鍵のある開けられない場所にしまう

もしくは!この際、断捨離する!!!
いらないものを処分すれば楽です。

就業時間と賃金

夜中に夜泣きで起きるというのも、自分の子育てで経験しました。

保育士は保育時間内に子ども達と接しています。

お風呂に入れ、寝かせてやり、朝は起こし…
という感じに、親業は24時間。
保育時間内では分からない子ども達との関りが、
こんなに大変だったんだなあと実感しました。

子育てに退勤・退職・転職はありませんよね。
長期間におよぶ
長時間労働なので、それは大変で当たり前。

子どもの社会性の羞恥心

子どもは既に猫をかぶったり外面良くしたりできるんです。

「先生の話はよく聞くのに家じゃきかんぼうです」
と嘆く保護者のお話をよく耳にします。

親の言うこと聞くのって、面倒くさかったり
「うぜぇ」って思ったり、恥ずかしかったりしますよね。
思い通りに子どもが動いてくれない…って落ち込む必要は全くありません。

保育所では友だちや先生の目を気にしながら頑張っている子も大勢います。

「家くらい、好きにさせてよ!」って子どもは思っているかもしれないですよね。
とはいえ、親にも我慢の限界がありますので、
お子さんがよっぽどのことをしてイライラする時は、
丁寧に繰り返し話してみるほかないかもしれません。

まとめ

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関連記事 読み聞かせで「親のストレス」が減るってホント?!

親と保育士との違いを認識して、
うまく保育士のやり方を取り入れれば、かなり子育ては楽になります。

  • チームで行う職業である
  • 安全に整備された環境のもとで保育する
  • 就業時間と期間が決まっていて賃金が発生する
  • 子どもにも社会性や羞恥心があり、内と外で使い分けている

一人で家で戦う親が、無理して保育士のようにならなくていい。
環境などの土台が違うんですから。
色んな人の関わりの中で、可愛いお子さんを育てていきましょう!

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